茨木 英光

自然治癒力か術者の施術か

更新日:

先生、こんにちは。

関節マスタードットコムの
茨木 英光(いばらき ひでみつ)です。

本日もどうぞよろしくお願いします。

日々の施術において私たち手技療法家は自然治癒力を
引き出すことを重要視いたします。

「手技療法は患者様の自然治癒力を引き出すだけで、
あとは患者様ご自身の力で治っていくのです。」

このような考え方に基づいて施術を行っています。

では、この自然治癒力はどこまで引き出せばよいのでしょうか。
私の個人的な考えですが、今日はそのことについてお話させていただきます。

結論から言うと、私は、
「治るまで最後までつき合う」
という考え方です。

例えば、「症状を治すことは考えないで、体のバランスを整える。
そうすれば体は勝手に治っていく。」

という考え方もありますが、私はまた違った考え方で施術を行っております。
腰が痛いのならば、その痛みをまずは取る。
来た時よりも良くなって帰っていただくという考え方を第一にしています。

全体治療というよりもまずは局所治療に集中します。
腰が痛いならば、何よりもまず腰を触ります。

股関節や足首のゆがみ等は二の次です。
2,3回施術を行って腰が治ってきたら全体の歪みを改善していきます。
西洋医学てきな考え方かもしれませんね。

局所治療を行う理由は、私自身が患者として治療を受ける際には
まずは痛みを取ってほしいと思っているからです。

腰が痛くてその治療院に行くのに、
帰るときになにも治っている実感がないのならば、
いくら「体の歪みを整えました。」と言われても喜びがないからです。
やはり治療を終えた時点で楽になっていて、
この治療院に通えば治るという希望を持ちたいのが本音です。

また、施術家側としての考え方で述べるなら
「来たときよりも良くなりました。また来たいです。」
と言って喜んで頂きたい。それがこの仕事をしている
何よりもの喜びなのですから。

それに経営的に考えても、実費で施術料をいただいていますから、
一回一回が勝負なのです。
初回で効果が実感できない場合は大抵
次回の予約は取らずに帰ってしまわれます。

以上のような理由で私は開業以来、
その場で改善できる方法にこだわって施術をしてまいりました。

自然治癒をどこまで引き出すかということについては
子育てにも似ていると思っています。

「親はなくとも子は育つ」
という言葉もありますが、
子育てとはある意味一生涯続くものだとも思っています。

子どもでも、患者様の場合でも、
「あなたはもう大丈夫だから」と言って
あんまり早くに手放されると
とても不安になるものです。

大人になっても20代くらいでしたら
親には遠くから見守っていて欲しいものです。

患者様も、痛みがまだまだ強いのに
「あとは自然治癒力が治してくれますから。」
と言われると動揺してしまいます。
「最後まで貴方の力になりますよ。」
と言って下さると患者としては何よりも嬉しいものです。

私自身が、痛い時は最後まで先生に治して欲しいので
施術をする際にも
「自分の施術によってしっかりこの人を助けるんだ。」
と思って行っております。

自然治癒力を自分の施術によって引き出すんだ
という気持ちは傲慢な思いかもしれません。
でもそのくらいの思いで取り組んだ方が良いと思っております。

それから、局所治療か全体治療かという問題にも触れたいと思います。

例えば、急性腰痛の場合ですが、
腰を痛めた際に、痛みを起こした腰椎は大きく下方に変位してしまいます。
それが自力では元に戻れずにいて、いつまでも痛みが続きます。

これを全体のバランスを整えたからといって、下方にロックした腰椎は
元に位置には戻りません。戻るとしてもとても長い時間がかかってしまいます。

まずは下方に変位した腰椎を元に戻すことを最優先に行います。
そうすれば初回の施術で半分以上の痛みは改善されます。

そして2,3回目の施術において、痛みが7割り程度改善されているならば
股関節や頚椎などの全体のバランスを整えていきます。

痛みのある部位を初回から触っても大丈夫なのかという問題については
私は痛みのある部位を改善してこそ手技療法の真骨頂だと思っています。

決して機械の治療では不可能なことです。
患者様は痛みのある部位を優しく触って欲しいのです。
そして今すぐ良くしてほしいのです。

皆様はどのようなお考えで施術をされていますか。

自然治癒力と術者の施術は、もちろん相対するものではなく、一体的なものですが、
どこまでその治癒力を引き出そうとするのかにおいては
施術家の先生によって若干の違いがあるのかもしれません。

私の施術の考え方は、「過保護くらいに治癒力を引き出す」といった感じでしょうか。
その極論にこだわって至った施術がダブルモーションテクニックです。
皆様もぜひご自分の信念に基づいて先生ご自身のテクニックを作り上げていってください。
そうすれば必ず良い結果となって患者様に喜んでいただけます。

そして、私を施術していただける際には過保護なまでに何卒よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。
茨木英光

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