コラム 茨木 英光

「手先が器用になるために必要なこと」

更新日:

こんにちは。

関節マスタードットコムの
茨木 英光(いばらき ひでみつ)です。

本日もどうぞよろしくお願いします。

手技療法家にとって手先が器用であることは必須です。
器用な人は少しテクニックを習っただけでもすぐに上達します。
理論を理解するのも速いです。

私には弟子というような人はいませんが、もし個人的に
誰かを指導するのならまずは字が綺麗に書けるように指導します。

字が綺麗に書けることと施術の上達と関係なさそうですが
字を書くことは手先の起用さ、判断力の的確さ、記憶力の向上、
ミスを防ぐなど全ての基本となっているのです。

字が綺麗ということは細かいことに気づくということ
デジタル社会の現代に字を書くことが本当に少なくなってきました。

現にこの文章もキーボードで入力しているくらいですから。
相手に情報を正確に伝える書類などは活字でないと誤伝達が起こります。

だから手書きの機会は本当に少なくなりましたが
手帳やメモなど、情報の保存に手書きが無くなるということは
これから先の時代になってもないはずです。

機会が少なくなっているだけに、字を綺麗に書くことは
「細かいところに気がつく」という大切な共通点も
忘れ去られがちになってしまっています。

例えば、数字の0を書いたとき、ちゃんと始点と終点が
重なり合っていますでしょうか。

しっかりと閉じた円になっていないと
「6」や「U」と間違われてしまいます。

数字のミスは時間やお金に直結しますから
数字だけは絶対に綺麗に書かなくてはなりません。

+(プラス)が漢字の十(じゅう)のように交差が
中心からずれていませんか。

=(イコール)がひらがなの「こ」のように
縦に長くはないですか。

もし当てはまるようだったら、気がついていなかったか、
それを放置してしまっているのです。

この放置グセが付いてしまうと、部屋が散らかっていても
気がつかない脳となり、散らかっていても
片付けができない人間となってしまいます。

手技療法において重要なことは、患者様の語られる
症状の一言から真の原因を見抜くことにあります。

ですから普段から細かな点に注意を向ける能力が求められます。

字を綺麗に書くと全体を見渡せるようになる

字が綺麗に見えるためには一文字ずつが整っているだけでは不十分で、
各文字がバランス良く配置されている必要があります。
縦書きで宛名を書くときなど特に注意が必要です。

全体を見渡せる力は施術の選別能力につながります。
腰痛の強い方にアジャストをすると悪化してしまいます。

初回は優しい関節操作をして症状の改善を図り、
大分良くなった三回目くらいの施術において小さく矯正を行います。
このメルマガをご覧になっている方はそんなことは
当たり前だと思われるでしょうがでも実際

「腰痛でとある治療院に行ったら、いきなり
二人掛かりでバキッとされて悪化しました。」

と言ってお見えになる患者様が後を絶ちません。
その場で最適な施術を選択する力は施術の
上手さそのものよりも大切だと言えます。

字が綺麗に書けると書くことが楽しくなる。
人間の短期記憶というのものはほんの数秒です。

そして人間は思考を無にすることはできませんから
常に何かしら考えていて、それが川のように流れ去って行きます。

パッと思いついた施術のひらめきなど、すぐにカルテに
書き留めておかないと次回にお越しになった際には、
何かひらめきがあったことさえも思い出すことができません。

学生の時にテスト勉強を誰もがしましたけど、記憶するためには、
書いて、それを見て、発音して、五感をフル活用して記憶したと思います。

黙って教科書を読むだけではなかなか覚えられないものです。
短期記憶を長期記憶へと変えるためには書くことは不可欠なのです。

そのためにも字を書くことが楽しくないと、書くことが億劫になり
黙読だけで覚えておこうと思うようになってしまいます。

しかし記憶とは曖昧なものですから、正確に思い出せなかったり
忘れてしまったりするのが常です。

事件の目撃証言なども、悪そうな顔の写真を見せられて、

「この人が犯行したのですか?」

と問われたら、そうだったかもと思ってしまう傾向があり、
「犯人イコール悪そうな顔、女性よりも男性、未成年よりも
大人に犯人が多い」という先入観が働いてしまいやすいのです。

というように、人間の記憶は、先入観にも左右されますから、
大事なことはすぐに書き留めておく習慣を付けたいものです。

施術において、せっかくのひらめきを大切にするためにも
字を綺麗に、そして速く書けることが必要です。

で、僕ですか?
中学のときに好きだった女の子と手紙をやりとりして、その時の
自分の字の下手さ加減にガックリしました。

どんなに丁寧に書いても字が汚ないのです。

それがイヤでイヤで通信教育のペン習字を始めました。
こんな僕でも二ヶ月くらい続けると自分の字に変化を
感じられるようになりました。

もちろん今でも十分に綺麗な字とは言えませんけど
綺麗に書くように常に意識はしています。

また、時々ペン習字のテキストを取り出してきて練習するようにしています。

あと、記憶力をつけるために住所や電話番号などを
入力する際には、細切れに書き写すのではなく、
番号を全部覚えてから書き写すようにしています。

例えば、090- を見て書いて、次に1234- を見てまた書いて
というようにはせずに090-1234-5678 と末番号まで
一旦記憶してから書き写すようにしています。

これが意外と難しいので脳の訓練になります。
住所も同じく全部覚えてから書き写しています。

企業の面接官も、履歴書の字が汚い人を嫌がります。
そのような人に仕事を任せるのが不安だからです。

手技療法の高い技術力を目指すためにも、
ぜひ字を綺麗に書く練習を勧めいたします。
ありがとうございました。

関節マスタードットコム
茨木英光

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