コラム 茨木 英光

「アジャストの上達に必要なこと2」

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こんにちは。

関節マスタードットコムの
茨木 英光(いばらき ひでみつ)です。

本日もどうぞよろしくお願いします。

今月もアジャストを上達するために必要なことを考えて見たいと思います。

1 アジャストはポキっと鳴る必要があるのか。

これは私の考えですが、アジャストはポキっとなる
必要があると思っています。

アジャストは脳への刺激だからクラック音は必要ないという考え方も
できるのですが、 施術の経験からいうと、ポキっと言わなかった
アジャストで何かが改善したことは一度もありませんでした。

ポキっと鳴った時だけ関節が動いたことを手に感じることができ
患者様も瞬間的に効果を実感頂けます。

音がしなかったときはやはり関節は動いていないと言うのが私の実感です。

これは私がアジャストで期待していることが可動域の回復にあるから
クラック音が必要と考えているのですが将来私がアジャストに神経学的な
効果を期待するようになったらまた考えが変わるかもしれません。

皆様はアジャストにおいてクラック音の必要の是非は
どのように捉えていますでしょうか。

2 アジャストの成功率は100%ではない。

私は施術においてアジャストは毎日使用しています。
しかし成功率は100%ではありません。

思うように動かない時もあります。
でもそれでいいと思っています。

術者は動かせない時があっても決して動揺してはいけません。
指ポキだってならない時があるのですから。

椎間関節が動かない理由としては
・関節が硬い
・患者が大きくてうまくセットアップができない。
・上部胸椎など、矯正の難しい箇所である。
・関節の可動性が十分にあり、矯正の必要ない箇所にアジャストしようとしている。

ということでしょうか。
この中で最も多い理由は関節が硬いということです。

その場合は次回にまた挑戦してみるか、
ダブルモーションテクニックなどを使用して
ゆっくりと動かしてみる施術を行います。

このようにアジャストは動かないこともありますから
施術でアジャストを取り入れていこうと思われる方は
ぜひ自信を持って取り組んでみてください。

3 アジャストは失敗して傷めることはない。成功して傷めることがある。

先ほどクラック音がした時だけ関節が動くとお話しましたように
音がしなかった矯正は椎間関節は動いていないのです。

だから、うまく動かせなかったときに
患者様を傷めてしまうという心配は要りません。

むしろポキっと動かせた時に傷めてしまうのです。

特に首が。

それは矯正の深さが適正より超えてしまっている場合と
テンションのかけ方が悪かった場合に起こります。

正しい矯正法はまたお話いたしますが、今日は動かしすぎた時に
関節を傷めてしまうということを覚えておいてください。

アジャストが成功して傷めるということは失敗ということなんです。

4 アジャストとダブルモーションテクニックとの違いは?

つまり、関節を瞬間的に動かすのか、ゆっくりと動かすのかとの違いです。

これは、どちらが適正な施術なのかということですが、
関節包が収縮している場合は瞬間的矯正が有効だと考えています。

関節を触診した時に可動域が減少していて、
コリッとしている感じがあるとき。

この時は関節包が収縮しているので関節を引き伸ばしていくと
それほど瞬間的なスラストでなくてもポキっと動いてくれます。

指ポキは鳴る手前で抵抗感があると思います。
あれが「可動域が減少していて、コリッとしている感じ」です。

それが感じられる場合は脊椎に限らず手首や
股関節でもポキっと鳴って動くことがあります。

そのコリッと硬い感じがない場合には関節包が収縮していないので
瞬間的なスラストを加えても動かないことの方が多いのです。

肘や肩などは関節包が大きいので収縮することは稀なので
通常であればポキっとは動きません。

ダブルモーションのようなゆっくりとした関節操作が向いています。

しかし慢性的に肩を傷めている場合でしたら関節包が
収縮していることがあるため肩を上げただけでも
ポキっと動く場合があります。

5 術者がアジャストすることと、自分で首ポキすることの違いは?

これはもう、全く異なります。

自分で首をポキポキすると、同じ箇所ばかりが動いてしまうのです。
大抵は頚椎4番ー5番間の中部頚椎が動くのです。

そうすると中部頚椎はユルユル、上部と下部頚椎はカチカチというように
可動性に差が出てしまいます。

このような方が側屈位でレントゲンを撮ると4番ー5番間だけで
大きく側屈が起こり、上部や下部ではほとんど動いてないないのが
よく分かります。

上部や下部頚椎がカチカチで凝っているからといって
自分でポキポキばかりしていると 中部頚椎のユルユルを
さらに作ってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

ですから術者は触診で可動性の違いを見つけ出し
可動性の減少している椎間関節を矯正します。

そのためには環椎や頚椎7番などの難易度の高い箇所を
正確に矯正できる練習が必要です。

患者様の頭を持って強引に首を回旋させる矯正が危険な理由は
ユルユルの箇所から動いてしまうためです。

頚椎の矯正は特に正確で最小限の刺激で行ってください。

今日はアジャストするにするにあたって知っておきたいことについて
考えてみました。

アジャストは正確に行うと瞬時に効果が現れる優れた治療法です。
興味のある方はぜひ勉強して習得してください。

次回はアジャストの練習法についてお話したいと思います。
ありがとうございました。

関節マスタードットコム
茨木英光

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