コラム 古藤 格啓

『勝負は細部に宿る』

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先生、こんにちは。
ソレシカのコトーです。

前回に引き続き野球を絡めたお話を。

9月16日に西武ライオンズ×ソフトバンクホークスの試合で
ライオンズが負けてメットライフドーム(西武ドーム)で
ソフトバンクの優勝が決まりました。

なぜかライオンズとの試合で
相手チームの優勝が決まることが多いのです。
この9年で6回目。

選手としては目の前で相手チームの胴上げを見ることになるわけで
とても悔しい思いをしていることと思います。
その悔しさを糧として頑張って欲しいのですが
優勝からすっかり遠ざかっているのが寂しい限り。

でもそれには理由があるんだと思います。

僕が小学校2年生の時に
ライオンズが福岡から埼玉に移転してきました。

そしてその年のこどもの日に
ライオンズの青い帽子を川越のお店で
親から買ってもらったことをよく覚えています。

野球好きの父親の影響で
すっかりライオンズにはまりました。

当時の僕の通っていた小学校は
ライオンズの地元ということもあり
ほとんどの子供がライオンズファン。

クラスの男の子の9割は
ライオンズのキャップをかぶっていました。
通学の時みんな青いキャップ(笑)
必ず帽子の裏には名前が書いてあったものでした。

そして埼玉に移転してきた当初はとんでもなく弱かったのですが、
あれよあれよという間に3年後には日本一を勝ち取るチームになり、
そこから常勝軍団と言われるように。

そんな時を子供時代からずっと過ごしてきたので、
最近のライオンズの不甲斐ない成績は
納得いかないのです(笑)

その頃は守備も徹底していてエラー数の少なさは
日本プロ野球史上歴代1位の少なさを誇り、
ピッチャーも次から次から育っていました。

やはり守りの堅いチームは強い。
それでいて打撃も秀でた選手が何人もいたので
黄金期は最強のチームでした。

特筆すべきことは自分の仕事を
理解している選手が多かった。

大きい当たりを打つ選手、
自己犠牲の送りバントを確実にできる選手、
しっかりと守れる選手、走れる選手。

それぞれの役割がしっかりしていた。

フォア・ザ・チームの精神で
自分のことよりチームのことを優先し
チームプレーに徹する。

当たり前のようでいて
なかなかそういったチームはありませんでした。

この時代の再来を夢見て
ライオンズをずっと応援しているのです。

昔のライオンズもそうだが
いつの時代も強いチームはしっかり走っている。
それはキャンプの時の練習に始まり試合の時もそう。
とにかくいつもしっかり走っている。

これはどのスポーツにも当てはまることでしょうが
とにかく走って基礎力をつける。
試合中もとにかく走る。

これができてなければ
とてもプロではやっていけないでしょう。

そして先日「走る」という
基礎の基礎を再確認した出来事がありました。

それが先に挙げた9月16日の
ライオンズ×ホークスの試合での出来事、
そして試合後の工藤監督のインタビュー。

その日はソフトバンクが優勝ということで、
工藤監督が胴上げをされ
長い長いインタビューを受けていた中でのさりげない発言。

なぜ優勝できたのか?打撃陣はどうでしたか? 
というインタビュアーの問いに工藤監督はさらっとこう言ったのだ。

「やっぱり打てる時も打てない時もあるんですが、
うちが一番誇れるところは、どんな時にも諦めないところと
全力疾走するところが他のチームと違うところだと思います。
これからも選手たちの全力疾走を、みなさん、見てやってください」

実はこの言葉はライオンズに対する愛のある檄だと感じた。

というのもずっと前からライオンズの一部の選手を見ていて
残念に思っていたことがあった。
それは打った後しっかり走らないということ。

平凡な内野安打を打つ。
一部の選手は1塁まで懸命に走らないのだ。
どうせアウトでしょ?
そんな雰囲気が感じ取れていて
それが非常に苛立たしかったのだ。

プロのプレーだからどうしたって
内野ゴロはほとんどはアウトになる。
しかし内野ゴロだって相手選手のエラーもあるかもしれない。
一所懸命走れば相手選手も焦ってミスをするかもしれない。
もしかしたら審判も走ってくる迫力で
思わずセーフにしてしまうかもしれない。

そんな確率が30回のうち1回くらいあるかもしれない。
なのにどうして走らないんだ?
そう思わずにはいられなかった。

そしてこの日の試合中にも
明らかにそういった行為がメヒアにあった。

平凡な内野ゴロ。
ほとんど走らない。
もちろんいとも簡単にアウト。

メヒアはホームランバッターであり体が大きいので
思いっきり走ったら怪我をしてしまうかもしれないが
少ない可能性に賭けてやはり走って欲しかった。

それが野球選手として大事なことだと思うのだ。
いつものさりげない風景なのだが
僕にとってはすごく印象に残ってしまったプレーだった。

工藤監督はこのプレーを見逃してはいなかったと思う。

工藤監督は常勝時代のライオンズのエースピッチャー。
僕の子供の頃の憧れの選手。

いくら今は敵チームの監督とは言っても
弱いライオンズは見たくないに違い無い。
自身の古巣であるライオンズが這い上がって
ホークスの良きライバルになって欲しいはず。

そういった憶測の中で工藤監督はライオンズに檄を送り
チームとしての差がどこにあるかを発言したのだと思う。

確かにホークスの選手は4番だって
すごく一生懸命1塁ベースまで駆け抜ける。

現在のホークスにはこういった基礎力、マインドが
しっかりと刷り込まれているのだと思う。
その毎試合ごとの僅かな差が今年の成績なのではないだろうか。

『勝負は細部に宿る』

勝負の世界ではよく使われる言葉だ。
これを実践するのは難しい。
ただ実践しなければあとは堕ちるだけ。

勝負は細部に宿る。
この言葉を今一度噛み締めて
自分も隙の無い、マインドの基本、技術の基礎を忘れずに
日々仕事に取り組みたいと改めて思った
敵将・工藤監督のライオンズ愛を感じた発言でした。

SOLECKA(ソレシカ)
古藤 格啓

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