コラム 古藤 格啓

『知らないということ』その2

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先生、こんにちは。
ソレシカのコトーです。

(前回からのつづき)
それからというもの頭蓋骨調整に明け暮れて
日々が過ぎていきました。
結果も伴うようになってきて
頭蓋骨調整の可能性に心が踊る毎日。

知識が少ないから毎日発見の連続です。

そして何かわからないことが出てきた時に
改めて本を開いて調べてみる。
自分なりの仮説を立ててみる。
そして自分の頭蓋を使って検証してみる。
そんなことをやっていました。

普通であればそういった専門書をしっかり読んで
知識を蓄えてから進むのでしょう。
さらにはセミナーなどに出て
テクニックをマスターしてから触り始めるのが安全ですね。

たしかに知らないということは怖いことです。
しかしこの仕事は手の感覚を育てていくのも大事。
こればかりは教えてもらうものではなく
自分自身で時間をかけて育てていくもの。

昔お世話になった先生にも言われました。
この仕事は10年毎日人の体に触ってナンボだよ、と。
そうすると治療家の手ができるんだよ、と。

施術の経験をする人数、回数を増やしていき
経験値を手に入れることも大事ですね。
まずは質より量。
知識≦経験。

とにかく最初はなにがなんでも
経験が必要であるということ。
そうすれば自分なりの知識が
できるだろうとも考えました。

当時は毎日朝から晩まで狂ったように
ひたすら仕事をしており、
まさに経験値を稼ぐということを
地でいく感じでした。

そうこうしているうちに頭蓋骨のズレのパターンや
法則のようなものがあることに気がつき、
ここからさらに施術がおもしろくなり
無限の可能性を秘めた頭蓋骨地獄にハマっていくことに。

すると毎日の仕事も以前よりもおもしろく感じられ、
クライアントを楽に改善することができたので
だんだんと調整自体が簡単に感じられるようになり、
施術に対して余裕が出てきました。

そして余裕ができてくると
施術に自信がつくのか結果も伴うように。
するとクライアントの紹介が増えて
必然的に予約表はいっぱい。

そしてまた倒れて手術する前以上のペースで
仕事をしていました。

他の治療家の先生たちともほとんど接点がなかったので、
自分がどのくらいのレベルにいるのかがわからず、
自分の立ち位置がわからないまま売上も伸びていきました。

その頃の僕は天狗です(苦笑)
怖いものがない。

もしかしたらその頃も頭蓋骨を研究している先生だったら
とっくに知っていたこと、わかっていたことなどを
自分なりに発見していたに過ぎないだけだったのかもしれません。

ここまで自分ひとりでやってきて
新しいことを発見したような気分でいたので、
得意になっていました。

「知らないということを知らなかった」だけなので、
レベルは低かったと思います。

しかし知識よりも経験値で学んできたことが多かったのが、
僕の場合は良かったのだと思います。

本を読んで何十万もする
バカ高い頭蓋のセミナーにでていたら、
興味は薄れていたと思います。

僕の性格からするともしかしたら、
「学んだこと」がきっかけで頭蓋を
触らなくなっていたかもしれません。

そして僕がそうやって楽しくやっていた
その当時のクライアントにも恵まれていた
ということでしょう。

未熟な僕のテクニックを受け止めてくれていたのですから。
今にして思えば感謝しかありません。

毎日そんな感じで進んでくるとその先にあるのは何か?

僕の場合は失敗でした。

そう、失敗です。

失敗と言っても自院を潰すとかいうことでは
なかったのですが・・・

予約が入り過ぎて自分のコントロールが
効かなくなってくるのです。

2ヶ月先まで予約がほぼ入らないような
状態になってしまっていたのです。
休みを削って仕事をしていましたが限界があります。

これでは新規も取れません。
整体院の前に出していた看板も引っ込めました。
これ以上見つかったら仕事が入り過ぎてヤバい。
本当にそう思っていました。

その結果精神的に追い詰められました。

あの当時は鬱の一歩手前だから
仕事をサボれと友人のカウンセラーにも忠告されたくらい
我を忘れて働いていた状態。
あのままいったら2回目の入院だったでしょうね。。。

さらには当時やっていた日吉でも
明らかにウチが一番だろ、
などと思っていたのです。

あれだけ忙しかったのだから当然と思っていましたが
同じ地域でも他にも繁盛しているところは
いくらでもあったと思います。

それも「知らないということを知らない」
ということだったのでしょう。
なんとなくそれもわかったので
自分の進むべき道を少し考えました。

そこで決心しました。

自分が壊れてまで仕事をやる必要があるのか?
もうこの整体院を閉めようと。

そこからまた新しい道が開けることになるのです。

(つづく)

SOLECKA(ソレシカ)
古藤 格啓

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