古藤 格啓

『クレームを考える その2』

更新日:

先生、
こんにちは。
ソレシカのコトーです。

2月に入りました。
確定申告はお済みですか?

僕はいつも1月2週目には資料を揃えて
税理士の先生に提出します。

今年も1月11日に提出し余裕の終了でした。
といっても提出までは徹夜続きでしたが・・・

~前回の続き~

今まで印象的なクレーマーが3人いたというお話の続き。
前回の30代女性クライアントもなかなか手強かったのですが
今回お話するクライアントもかなりのストレスとなった方です。

今回お話する方は痛みがとにかくひどい40代男性。
この方は整体が始まる前からクレームをつけてくる(?)
という難敵でした。

最初に電話をかけてきたのは
まだ横浜の日吉で開業している時。

その時は電話でもおかしい感じがしたので断ること数回。
ちょうどその頃自由が丘に移転することが決まっていたので
新規は受け付けないと言うことで断る理由もありました。

ほどなくして自由が丘に移転。
驚くことに自由が丘に移転してすぐにまた
その男性から電話が掛かってきました。

その際にも数回断りましたが
どうしても施術を希望するので行きたいとしつこい。

なんだか電話をしているうちにイライラしてきて
こちらも対決モードに(笑)
そして夜の時間帯の一番最後の予約枠で
予約を取ってもらいました。

なぜ最後の枠なのか?
それはそのあと何があってもいいようにです。
おそらくなんらかのトラブルは
あるんじゃないかという想像の元です。

そしてその日がやってきました。

その前に施術していた方とかち合わないように
時間取りを調整しその方を迎え入れる。
一応時間は守る人のようだ。

100kgは余裕で超える体格で杖をついている。
睨むような目つきでこちらに一瞥をくれた。

カルテを書いてもらっていたがいきなり呼びつけられる。
「おい、書き終わったで」
と言ってソファにふんぞり返っている。

これは表現ではなくて本当にふんぞり返っているのだ。
しかも片足をテーブルに乗っけているではないか。 
その姿にちょっと引く(笑)

そして舌を巻くようにして話す怖く感じる関西弁を繰り出す。
こっちを威嚇していることは容易に感じることができた。

そしてふたことめ。

「俺のこの腰痛治せんのか?あ?
 どうやって治してくれんねん?あ?」

ここで僕は言い返す。

「触ってもいないからわからないし
 あなたのような人は終わっても文句言いそうだから帰ってもらえます?
 ちゃんと話せない人に施術はできません。」

あっちも負けていない。

「こうやって杖ついてここまで来た人間を帰すんか?あ?」
 「ウチは普通の対応をしていただけない方には
 お帰りいただいていますのでどうかお帰りください。」

それでも大きな声でこちらを威嚇しながら
ゴチャゴチャ言うので本当にキレた。

「うるせーんだよ、早く帰れって言ってんだよ!!
 そんな態度のヤツに施術できるわけないだろ!!」
と言って玄関を開けた。
 
当時のサロンの物件はメゾネットタイプで
1階は待合室と更衣室、階段を降りると
地下1階が施術ルームだったのだ。

なので・・・
「杖ついて大変なんだからさ、下の階に降りる前に帰れって
 親切に言ってるんだけど、早く帰ってくれる?」
と僕は言い放った。

そしてもたもたしているその男に杖を渡して
ドアを開けたまま早く帰れよとさらに僕は怒鳴った。

それでも居座るその男。
これでは埒があかない。
そして目を見て思ったのだが
ふとこの男の寂しさが伝わってきたのだった。
これはいけるかもしれないとの直感。

「じゃあ施術した後に文句言わないならやってもいいよ」
と僕が言うと
「終わってもし治らなかったらどうすんだよ」
「こっちを信じてないならカ・エ・レ!!
 そんなヤツが治るわけないだろ!!」
再び僕は怒鳴った。

するとここである変化が。
「じゃあ受けてやってもいいよ」
なぜか上から目線の男(笑)

そしてこちらも意を決して施術ルームへ案内する。
クライアントにこんな言い方でここまで怒鳴ったのは
これ以前にもこれ以降も一回もない。
当たり前か(笑)

この方の症状は20年以上抱えている強度の腰痛。
あとから聞いた話だがこの時点ですでに
100箇所くらいの整体に行っていたようだ。
遠くは九州や関西方面の治療院にも。
果ては中国などにも行ったそうだ。

今まで会社を休んで3回ほど入院したとのこと。

そしてこの日も腰痛で入院していたのだが退院して数日とのこと。
腰だけでなく足まで痛みが広がってはいるものの
なんとか階段を降りていく。
ここで足の運びからちょっとした弱点が見えた。

体をチェックしてみるとまぁひどい。
いつもなら頭蓋から介入していくのだが
今回は足から行こうと決める。

結局ベッドに寝てもまだゴチャゴチャ言っている。
ここでピンときたのはこの人はどこの治療院に行っても
治してもらえなくて施術者に期待しているけど
散々ハズされたんだろうなということ。

そのための威嚇行為であり
結局は恐る恐る治療院に来ているだけ。

今回もハズされたらやだな、
今回も改善しないんじゃないかな
などということを考えているのだろう。

こういった威嚇行為というものは
結局怖がりな人の自己防衛なのだ。

これはもう実力行使しかない。
一発で改善させるしか黙らせる方法はないと思ったのだった。

「なんで腰触らないねん?あ?こっちは腰が痛いんだよ!!」
「今診てるんだからさ、うるさいから黙れよ。
 二流の整体ばっかり行ってるから治らないんだろ?黙って受けてろよ。」

おもいっきりそう言い放ったのを今でも鮮明に覚えている。
とてもクライアントに言う言葉ではないよね(苦笑)
これはもちろんハッタリだったけど。

そしてまず手を入れたのは下腿部。
足首を触り足根骨の調整をしてみるもののほとんど動かず。
特に踵骨の揺らぎがまったくない。

なるほど。
これはと思い後脛骨筋をおもいっきり力を入れて触る。
激痛が襲ったのかうめき声を上げるその男。

「痛っ!!何してくれんねん!!だいたい足なんて触って△○★%・・・」
言葉を遮るように僕は手に力を入れて
思いっきり後脛骨筋を触ってやった(笑)

この時点でまだ開始5分。
僕はここである決断をした。

~次回に続く~

ソレシカ コトー

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