茨木 英光

「下垂体腫瘍と両耳側半盲」

更新日:

先生、こんにちは。
茨木英光です。

今日は脳下垂体についてのお話です。

下垂体とは文字通り垂れ下がっているという意味で
脳からぶら下がっているように付いています。

その役割はホルモンを分泌し、成長ホルモンや乳汁分泌ホルモン、
甲状腺ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、他があります。

下垂体は蝶形骨のトルコ鞍という凹んだ箇所に収まっています。
ちょうど眉間の奥くらいです。

そして下垂体のすぐ奥に視神経交叉が
隣接しているのが特徴です。

添付の図を御覧ください。

青い線が交わっているところが視神経交差で、
その下にトルコ鞍があります。

青い線を上に辿っていくと網膜の内側に至っており、
交差して両方の耳側を見ているのが分かるでしょうか。

下垂体が腫瘍となり、腫れ上がると視神経交叉を圧迫して
次のような段階を経て症状が進行していきます。

1 ホルモン異常 女性は生理が止まる
2 眉間の奥が痛いと訴える
3 両耳側半盲

両耳側半盲(りょうじそくはんもう)とは、
視野の両外側が見えなくなる状態です。

上記のように生理が止まり、かつ頭痛を訴えたら
視野の確認をした方が良いと思います。

視野の測り方は簡単で、

1 患者さんに施術ベッドに座っていただきます。
2 遠くを見るように指示します。
3 赤いペン ホワイトボードのペンが太くて使いやすいです。
4 術者は後ろでベッドの上に立ち、患者の頭を真上から見るようにします。
5 患者の耳の後ろからペンを片方ずつ出します。
6 見えたら はい と言っていただきます。

正常であれば約180度視野はあるので、
ほぼ眼球の横くらいから見えるはずです。

これが少し前からしか見えていないようでしたら
視野狭窄となります。

しかし視野が狭いと術者が感じても、
すぐに下垂体の異常と決めつけてはいけません。
網膜の何らかの機能低下かもしれないからです。

でも下垂体腫瘍の場合は
"前頭部の頭痛を伴った"視野狭窄。
それも両耳側。
ということを覚えておいてください。

ありがとうございます。

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茨木英光

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