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好転反応とは? マッサージや整体でみられる4つの特徴

好転反応とは

好転反応』とはマッサージや鍼灸、整体、漢方薬などの治療後において、一時的に倦怠感や痛み、コリ、発熱などの症状が現れるというものです。

「好転反応」という言葉の通り、身体を好転させている反応ですから、治療によって回復が見られているということを証明できるものでもあります。

好転反応にみられる症状

好転反応で見られる症状は、病気のように感じるものも少なくありません。好転反応には次のような症状が現れることがあります。

倦怠感、眠くなる、特定の部位がだるい、頭痛、肩こり、腰痛、発熱、便秘、下痢、腫れ、浮腫み、発汗、発疹、肌荒れ、目ヤニ、腹痛、動悸など。

例えば身体の疲れが生じていてマッサージを受けた翌日に、念入りにマッサージを受けた部位にだるさを感じたり、痛みを感じることがあります。

中には発熱を起こしてしまい、風邪など病気が発症してしまったかのように感じることもあります。

多くの場合では、2~3日経てば倦怠感や痛みなどは治まってきますので心配する必要はないと考えられています。ただし安易に考えるのではなく、症状が長く続く場合には医療機関に相談することが適切です。

好転反応の種類

好転反応には4つの種類があって、次のように分類されています。

①弛緩反応
②過敏反応
③排泄反応
④回復反応

これら4つの好転反応は、順番にすべての反応がみられる場合もあれば、一つだけの反応だけで改善する場合もあります。一つの反応にみられる期間は1日から数日程度であり、多くの場合には自然に治まってきます。

順番にどのような反応がみられるのか解説していきます。

①弛緩反応

「弛緩反応」とは、マッサージや整体などの治療によって、今まで滞っていた血流やリンパの流れが改善して、いっきに老廃物などが巡ってしまうことによって起きる反応です。

自律神経の働きが悪くなっており、さまざまな機能も低下しているような場合に施術を受けると、自律神経の働きが向上し、全身のバランスが取れるようになります。

そのため一時的に倦怠感を感じてしまうことや、眠さが顕著になったり、マッサージや整体を受けた部位がだるく感じられることもあります。

②過敏反応

「過敏反応」とは、マッサージや整体などの治療で状態の悪かった部位の血流やリンパの流れが良くなることによって、反応が出てしまうことを指しています。

例えば下痢を起こしやすかった人であれば、腸や周辺の血流が良くなることによって腸を刺激し、一時的に下痢を引き起こしてしまうことがあります。

また痛みや腫れなどを伴うこともあります。

これは反応を引き起こしているだけであって、その部位は改善されていく段階にあるので心配する必要はありません。無理せず身体を休めるように努めることが大事になります。

③排泄反応

「排泄反応」とは、血流やリンパの流れが良くなることによって全身状態が活性化され、老廃物などが除去されることを指しています。

吹き出物が出てきたり、目ヤニが出るようになったり、発疹が出てくるような場合もあります。またいつもと便や尿の色に変化がみられるようなこともあります。

血流改善によるもので老廃物がどんどん除去されてきますから、しっかりと水分補給しておくことが大事になります。

④回復反応

「回復反応」とは、血流やリンパの流れが改善することで新陳代謝が進み、健康的な身体をつくり出そうとしてエネルギーを放出している状況であると言えます。
動悸を感じることが多く、時には痛みを感じたり、発熱してしまうこともあります。

無理に身体を動かそうとせず、ゆっくりと過ごすようにしていれば、2~3日で改善していきます。

マッサージによる好転反応の特徴

マッサージによる好転反応のメカニズムは、それまで動かしていなかった部位をマッサージによって大きく動かしたことによるものです。

マッサージを受ける前では、筋膜などに歪みが生じており、歪みの生じている部位から全身に悪影響を及ぼしている状態となっています。

しかし歪みが矯正されると、いっきに血流が良くなり、全身状態が改善されることになりますから、その反動によって好転反応の症状が現れてしまうのです。
それだけ施術前の状態が良くなく、施術によって改善されている証であるとも言えるでしょう。

よく「揉み返し」という言葉が使われますが、好転反応と揉み返しはまったく違うものです。好転反応とは施術によって好転している反応のことを指していますが、揉み返しはマッサージによって筋肉が傷ついていることを言います。

強く揉むことによって、一時的に筋肉痛を起こしている状態であるのが揉み返しなのです。

整体による好転反応の特徴

整体においては、骨格の歪みを調整し、全身状態が改善される過程において好転反応が現れることがあります。

これはマッサージと同様に、今までそれほど動かしていなかった部分を動かして、血流が活発になってそれまで停滞していた老廃物や疲労物質を除去するための反応であると言えます。

また骨格を調整する刺激によって好転反応が現れることもあります。
骨格の調整によって血流の改善をはじめ、自律神経の働きが活発化し、内臓がスムーズに働くようになります。
それまで滞っていた部位が活発化しますので、それが好転反応となって症状に現れてしまうのです。

好転反応を回復させる方法

好転反応は冒頭からお伝えしている通り、マッサージや整体によって身体の状態を好転させている反応ですから、その反応に応じた対応が必要となります。

特に血流が改善し、疲労物質や老廃物を除去しようとしますから、水分をしっかりと摂ってサポートしておくことが大事になります。
ストレッチやウォーキングなどによってさらに血流を高めることで、治療を促進させることも可能です。

また自律神経の働きが活発化し、内臓の働きも高まることから一時的に不快な症状が現れることもあります。

症状が治まるまでの間は、ゆっくりと過ごすようにして、倦怠感などが生じる場合には無理せず横になったり休むように心がけます。
好転反応の症状によっては副交感神経が優位となり、眠気を引き起こすようなこともあります。緊張が緩んでいる証拠ですから、数日間はゆったりと過ごすことがいいでしょう。