茨木 英光

「ヘルニア」

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こんにちは。

関節マスタードットコムの
茨木 英光(いばらき ひでみつ)です。

どうぞよろしくお願いします。

早速ですが、今日は、「ヘルニア」
についてお話させて頂きます。

腰痛でお越しになる方の中には、
「何年か前に腰痛で病院に行ったら、ヘルニアだと言われました。」
と、おっしゃることがあります。

「その病院ではどんな検査と治療法をしましたか。」
と訪ねると、
「レントゲンを撮って、あとは特に治療はありませんでした。」

このような会話を患者様とされたことは先生方も経験があると思います。

椎間板ヘルニアは、手技療法でどこまで良くなるのでしょうか。

手術を勧めたほうが良い場合はどのようなときなのでしょうか。

一緒に考えてみましょう。

上述の方は、病院でレントゲンしか撮っていません。

レントゲンは骨しか移りませんので、ヘルニアかどうかは分かりません。

正確に椎間板の状態を知るには、MRIを撮る必要があります。

「MRIを撮った結果、ヘルニアだと言われました。
でも手術は必要ないと言われました。」

このようにおっしゃる患者様も多いと思います。

前回のメルマガで、軟骨がプッツン音を聞いて損傷した場合、
組織が傷ついているとお話いたしました。

椎間板ヘルニアでもそれは同じです。

ぎっくり腰など、急に腰を痛めて、
その時に腰の中でプッツン音を聞いている場合は
椎間板の線維輪が傷ついています。

そこから激しい痛みとしびれが収まらないようでしたら、
ヘルニアになっている可能性が非常に高いです。

そのような方にはMRIを撮ることをお勧めしています。

プッツン音を聞いていてMRIを撮った結果、
ヘルニアが「べろん」と大きく脱出している場合は
手技療法では良くならないと思います。

一度べろんと出たマヨネーズは減圧しても中には戻らないように、
椎間板を減圧しても髄核が元あった場所に戻れるかどうかは限界があります。

また、
「マクロファージの貪食作用で脱出したヘルニアが小さくなっていくので、
ヘルニアは自然に治っていく。」

という説明を目にしたこともあるかと思います。

以前にヘルニアのレーザー治療(PLDD)専門の整形外科の先生と
お話したことがあるのですが、その先生は、

「マクロファージがヘルニアを食べてくれるというけど、
小指の先ほども出ているヘルニアを貪食するためには
いったいどれくらいの時間が必要なことか。
それに、私はヘルニアが自然退縮していった画像を1例も見たことがない。」

とおっしゃっていました。

血液中にはマクロファージはたくさんありますが、
髄核が脱出する場所である、脊柱硬膜の外側には
マクロファージはそれほど存在しないのかもしれません。

ヘルニア専門の先生がはっきりとおっしゃるくらいですから、
ヘルニアにはマクロファージの貪食作用を期待しない方が良いと思います。

大きく脱出してしまったヘルニアは、激痛に耐えながら手技療法を
何10回と受けるよりも、内視鏡で摘出してもらった方が、早く治ります。

では、私たち手技療法家は、ヘルニアと言われている患者様に対して
どのように対処していけばよいのでしょうか。

そこで分類が必要となってきます。

1、腰を痛めた際にプッツン音を聞いていて痛みとしびれがある。

MRIを撮ってみるとヘルニアが大きく出ている場合、
手技療法での回復は困難です。

おそらく初回の施術を終えた時点でも何も改善していないと思います。

手術をお勧めいたします。

2、腰を痛めた際にプッツン音を聞いていて痛みとしびれがある。

MRIを撮ってみるとにてヘルニアがわずかに出ている場合
椎間板を陰圧にすることによって手技療法で良くなる可能性がありますが、
良くならない場合もあります。

「椎間板が傷ついているので何回で良くなるかは分かりません。」
と、初回に申し上げて、納得していただいた上で通って頂いています。

4,5回施術をしてみて、改善が全く現れない場合は、
内視鏡での手術をお勧めしてもよいと思います。

少しずつ改善していく場合は継続して施術を行います。

3、プッツン音を聞いていないけど痛みとしびれがある。

病院でヘルニアと言われた場合

ヘルニアと同じようなMRI画像となりますが、
扁平化した椎間板が脊髄神経と接触しています。

椎体を持ち上げることによって椎間板を減圧して痛みを改善できます。

ただし、しびれは損傷した髄鞘の回復の後に良くなってきますから、
施術の回数は多くかかります。

4、プッツン音を聞いていなくて痛みのみがある。

しびれはなし。病院でヘルニアと言われた場合

この場合は手技療法の得意分野です。

椎間板が扁平化したものがヘルニアとして診断されたものだと思われます。

初回の施術から効果を実感出来る場合が多くあります。

このような分類になるでしょうか。

手技療法のサイトを見ると、「ヘルニアは治る!」とよく書かれており、
その一方で、ヘルニア患者の掲示板を見ると、
「有名な整体を受けるために遠方まで何件も通ったけど、
何も良くならずそのたびに失望して帰ってきた。」
と、悲痛な叫びが書かれてあります。

これは、集客のために過剰な宣伝をしているのでしょうか。

そうではなく実際のところは、ヘルニアと言われた多くの方うち、
手技療法でよくなった方も大勢いらっしゃれば、
良くならなかった方もおられるというこだと思います。

椎間板を減圧してみて、ヘルニアが髄核が中に戻ろうとしてくれる大きさかどうかが
手技療法で改善できるかどうかの分かれ目ではないでしょうか。

もちろんこの分類は私が行なっている分類であり
どんなヘルニアでも治せる手技療法家の先生もいらっしゃるかもしれません。

私の分類が間違っていることを願います。

皆様は、ヘルニアに対してどのように対処しておられますか。

関節マスタードットコム
茨木 英光

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