先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。
感情のコントロールは多くの人が難しいと感じていることだと思います。
アンガーマネジメントの講座もあるくらいです。
自分に起きた出来事で心が揺れ、感情が湧き出て、その感情の乱れによって身体にも大きな影響が起きます。
不安、恐怖、怒り・・などでは、血圧や心拍数が上がり、瞳孔が開いて顔の表情が変わり、肩に力が入ったりと自分では気が付かないほどの身体の変化というものが起きているのです。
その沸き上がった感情も時と共に静まり、元の状態に戻っていくのですが身体には多少なりともその影響が蓄積していくのです。
人間は感情の生きものですし、この地球上は感情の星とも言われているので、誰しも喜怒哀楽という感情は当然のように湧くことはとても当たり前のことなのです。
しかし、その感情をほって置くことで身体に様々な影響が起きて、次第に身体を蝕んでいくことを忘れない方が良いと思います。
喜怒哀楽というネガティブな感情は、ほとんどの場合、自分勝手な思い、言いかえると利己主義という思考によって、思い通りにいかないことや、自分の身の安全を心配するあまり、過剰な心の反応によってネガティブな感情が沸き上がってくるのです。
感情の乱れは、結局は自我による利己的な極端な自己愛の表現の結果現れるものだと私は思っています。
何をおいても、自分だけは失敗したくない、良く思われたい、思い通りにしていきたい・・などという思いの裏には、自分を守りたいという強い自我が潜んでいるのです。
このような心の状態では、心の安定というものには程遠い状態と言っても過言ではありません。
なぜなら、先ほど言った自分だけは失敗したくないとか、思い通りにしたいなどということは、霊性の進化という観点からするとかけ離れた状態だからです。
そのあり得ないことを実現しようとすればするほど、問題は起き、無理が生じているその問題に対して心が揺れ動き、感情が沸き上がるからです。
自己中心的なその思いを改善しない限り、心の平安は訪れることはないのでしょう。
自己中心的な思考は調和のとれた思考ではないのです。
クライアントの多くは常日頃、その心の葛藤の中で揺れ動き、感情をコントロールすることができずにネガティブなエネルギーを身体に貯めることになるのです。
その為、多くの身体の歪みをはじめ、自律神経‥細部に渡って不調和が現象化してきているものがほとんどなのです。
身体をいくら整えても、モノの見方捉え方、考え方が変わらない以上は、ネガティブなエネルギーは身体の中からその出口を探して彷徨っているのです。
心の問題を解決していくことを念頭に、治療に向かう事は重要であり、未来の整体というものは、心を無視して行うものではなくなってくると私は考えています。
クライアントが本当に喜んで生きていっていただくには、クライアント自身の心が広く大きくならなければ達成することはできないと思います。
ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之