先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。
以前通ってきていたクライアントが再度予約を入れてくれました。
「膝が痛いし、腰も痛いです」そのように仰ったクライアントのエネルギーは重い想念で包まれ、そのネガティブな想念は止めどもなく溢れかえっているように私には感じました。
以前来られた時とは表情も暗く重い感じに変わってしまい、その変わり様に私はびっくりしました。
身体の症状はこころが重要なんだよ!と前回お伝えしてあるのですが、そんなことはすっかり忘れてしまっている様子で、「とにかく痛みをとってくれさえすればよい」そのように思っているのかな・・と感じました。
そんな様子を見て、つい私もむきになってしまい、以前のように心が問題なんだ・・と話し始めてしまいました。
でもそんな言葉もクライアントの心に届くはずもなく、ただ一方的に私が話す結果になってしまい、その場の空気は重くなり、なんとも表現のしようのないものになってしまったのです。
私は重要な過ちを犯したことに後になって気づいたのです。
それはクライアントの「自由意志」です。
いくら私が「こころが大事」だと言っても、本人が聞く気がなかったら言葉が届くはずもありません。
それに、本人が今のままで良いと思っているにも拘らず、私が勝手にそれでは良くないと思いこみ、本人の自由意志に反して誘導しようとしてしまったことです。
こちらが良いと思っていても、相手にとっては迷惑という事があります。
相手がどう考えようと、何を行おうと、それはその方の自由なのです。
私がお手伝いできるのは、その方が自分の考えている事に疑問を感じて、それでは良くないと自覚して、何とか改善していきたいと思ったときに初めてお役に立つことが出来るのです。
人にはそれぞれに良いタイミングというものがあるように感じました。
素直に話を聞ける時と、そうでない時というのがあります。
また、文句を言いたい時、愚痴を言いたい時、落ち込んでいたい時、泣いていたい時、閉じこもっていたい時、ひとりでいたい時、そして変わりたいと望む時と変わりたくないと望む時・・・・私はそんな人の自由意志を無視して行う治療をしていたんだと気づきました。
人を元気づけることも優しさ、そして前を向く時をじっと寄り添って待つことも優しさなんだと・・・・。
久しぶりにこのような経験をクライアントさんにさせていただきました。
以前はこのような事が多かったように感じます。
そして今、このような形で気づかせていただくことは何か意味のあることだと思っています。
クライアントのこころを見る治療をしていて、少しいい気になっていたのですね。
傲慢になっていた自分を変えいきたいと思います。
ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之