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【佐々木繁光】手首の調整法の解説

先生、こんにちは。
佐々木マニピュレーションドットコムの佐々木 繁光です!

この「手首の調整法」というのは宮本先生から私が伝授したものです。
それを私がアレンジして分かりやすく解説したテクニックです。
この「手首の調整法」は大きく分けて4種類から構成されています。

この「手首の調整法」は力任せに行うものではなく
術者は患者さんの状態に合わせて行ってください。

この「手首の調整法」は「肩こり」「首の寝違い」等の症状にはとても有効な操法です。
私は「首の寝違い(首を動かすと痛い)」の患者さんが来院すると
真っ先に手首と足首を調整します。
そうすると半分以上は首が楽になってしまいますので
この操法は決してあなどれないものなのです。

それでは「検査法」と「操作法」の説明に移ります。

「検査法」
まずは手首の調整を行う前に骨折等がないかを患者さんに確認します。
手首の3方向の可動域を検査します。
手首の回旋、左右屈、甲側・手のひら側の3種類で動き方を検査します。
「操作法」(患者さんに腰かけていただき行います。)
右手首で説明いたします。

【操作法その1】

  1. 術者は患者さんの右手首を左手で把握します。
  2. 術者は患者さんの右手首を左手で把握した状態で
    術者は右手で患者さんの右手首を他動的に内旋、外旋します。
  3. もし患者さんの右手首が内旋しやすかったら
    術者は患者さんに右手首を内旋してもらい術者はそれに対して
    若干の抵抗を加えて2~3カウント後瞬間的に力を抜いてもらいます。
    (スパっと言ったら力を抜いてくださいと打ち合わせをしておきます)
  4. この一連の動作を3回繰り返します。
  5. もし患者さんが外旋しやすかったら反対の動作を行います。

【操作法その2】

  1. 術者は患者さんの右手首を左手で把握します。。
  2. 術者は患者さんの右手首を左手で把握した状態で
    術者は右手で患者さんの右手首を他動的に小指側と親指側に動かしてみます。
  3. もし患者さんの右手首が親指の方向に動かしやすかったら
    術者は患者さんに右手首を親指の方向に動かしてもらい術者はそれに対して
    若干の抵抗を加えて2~3カウント後瞬間的に力を抜いてもらいます。
    (スパっと言ったら力を抜いてくださいと打ち合わせをしておきます)
  4. この一連の動作を3回繰り返します。
  5. もし患者さんが小指のほうに動かしやすかったら反対の動作を行います。

【操作法その3】

  1. 術者は患者さんの右手首を左手で把握します。
  2. 術者は患者さんの右手首を左手で把握した状態で
    術者は右手で患者さんの右手首を甲側と手に平側に動かしてみます。
  3. もし患者さんの右手首が甲側に動かしやすかったら
    術者は患者さんに右手首を甲側に動かしてもらい
    術者はそれに対して若干の抵抗を加えて2~3カウント後
    瞬間的に力を抜いてもらいます。
    (スパっと言ったら力を抜いてくださいと打ち合わせをしておきます)
  4. この一連の動作を3回繰り返します。
  5. もし患者さんが手のひら側に動かしやすかったら反対の動作を行います。

【操作法その4】

  1. 術者は患者さんの右手首を両手で把握します。
    (術者の両方の親指が患者さんの右手甲側に位置して
    術者の両方の第二指は患者さんの右手の手のひら側に位置します。)
  2. 患者さんには力を抜いてもらい術者は両手で患者さんの手首を矯正します。
  3. この一連の動作を3回繰り返します。

※練習法としては術者は患者さんの右手首を両方の手の親指と両方の第二指で
甲側と手のひら側に動かせるようにしておきます。

※この操作法は「操体法」の理論を応用しています。
*注意点等
「手首の調整法」はやはり力任せに行うと痛いですから
慎重にゆっくりと痛くないように操作してください。

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