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【橋本典之】「目に見えない歪み」の重要性

先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。

治療院をしていますから、ふつうに腰痛の患者さんがくるのですが、最近よく思う事に、「骨はそれほど歪んでないな・・」という事です。
10年前だったら骨が歪んでいるのは当たり前のように感じて、私自身よく骨の歪みをとっていたものです。
それは手技をやっていた時もそうですが、触らない治療をするようになってからも同じく歪みを良く感じていたものです。

それが今になって感じることと、以前感じていたことに大きく隔たりが出来てきています。

何年も腰痛で苦しんでいる方が先日来院した際もそうでした。
少しお話してからベッドに横になっていただいて歪みを感じてみると、歪んでいるのは骨盤だけでした。
それだけの歪みで何年も苦しんでいたなんて嘘のようです。

しかし、歪んでいるのは骨ではなく、「こころ」の方が随分と歪んでいるのです(笑)

そうやっぱり、歪みって肉体だけではなく、目に見えないエネルギーの方がもっと歪んでいるんだなあ・・とつくづく感じています。
見えない部分というのは、多くの方が説明するように見えている部分、言いかえると肉体の歪みなど見えている部分は全体のおよそ10%であって、見えない「こころ」の部分はおよそ90%ということになるのです。

だから最近はいろいろな症状を訴えて患者さんが来られても歪みがほとんど感じられないという訳ですね。
だから私の肉体の歪みの治療は2~3か所ということが当たり前です。
それがいいか悪いかは別として、私にはそれくらいしか感じられないのですから、それ以上に歪みを見つけることも治す事もしないという事になります。

でも、見えない部分というのは本当に見えないものですから、そこから残りの90%をさがしていくことになるのですから、実際にやっていても実は大変なことが多いのです。
何しろ見えないのですから、そして本人も分かっていないことが多いのですから、それは大変なわけですよ。

腰痛になっていた原因などを少しづつ紐解いていくんですが、それが上手く患者さんに伝わっていったときは、それは気持ちの良い瞬間でもあるのです。
だって骨盤のゆがみが原因だって言ったって、患者さんにしてみたら、それはどうしようもないことですし、歪まない生活の仕方なんていうものなんてないんだから、気を付け様がないんです。
でも、あなたのこんな思考が良くないんだよ・・なんて言ってみて、患者さんが「そうなんですね。それではそれを言わないようにしましょう」とか「考えないように気を付けましょう」なんて具体的に現れたら、クライアントは他人事ではなく、自分の事ですから、本当に治したかったら一生懸命に頑張って治していくんです。

誰に教えられなくても治し方っていうのは本来世の中に存在していて、そこに気づいている人はもう気づいていて、治し方を外に探すことは患者さんも同じですが、それはいくら探したって見つからないようになっているんです。
でもね、一緒になって治療家が外に答えを一緒に見つけに行っちゃいけないと私は思っていますよ。
だからいつまで経っても治んないという人が世に中に増えちゃうんです。

ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之

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