その他の手技

【橋本典之】痛みに囚われる人

先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。

「痛い」「痛い」と訴えるクライアントに限って治りが悪い。
そんな経験をしたことはありませんか?

僕は常々そう感じていて、
「どうしてなんだろう?」と疑問に感じて治療をしていました。

「痛み」という現実はそこに存在しているのです。
それは結果です。

結果がそこにあるという事は、その原因があります。
原因がわかれば、その元である行動なりを変えたら良いのですが、
「痛い 痛い」と訴えるクライアントは
その原因を追究することも、直すこともしません。

もしかしたら、心の中で
「痛みは自分には関係ない」
そう思っているのかもしれません。

「知らない時から、気づいたら痛みが起きた、
だから先生、痛みを取ってくれ!」

もしかしたら、そんな風に思っているのかもしれません。
でもそんな風に思っている
クライアントの力になることはできません。

治してはいけない人なのです。
なぜなら、心が悪い。
傲慢である。

それは自分の身体だけに限ったことではないはずです。
普段でも何か起こっても、
「自分のせいではない。誰かのせいにする。
自分さえ良ければそれで良い。」
などと言う偏った考えに違いありません。

心が歪んでいるから、身体も歪むのです。
しっかりと痛みの意味を教えてあげなければ、
折角痛みの出た意味がありません。

身体は何かを訴えている。
身体の声なのです。

聞く耳を持つことは重要です。
それは他人にも、自分自身にも言えることです。
素直になる。それが最も重要なことだと思うのです。

「痛い 痛い」と痛みに囚われてしまうから、
重要なところに意識が向かないのです。

それだけ心が乱れています。
気づかない程、我を忘れているのです。

冷静になればわかることなのに気づいてくれない。
どこかで、身体は自分のものである
という勘違いをしているとしか思えません。

そう、身体は一時の借り物なのです。
そういった概念がないと身体に対する「感謝」すら忘れてしまう。

治ってくれるうちは有難いものです。
その感謝を忘れて夢中に自我に酔った生活をしていると、
しまいには簡単に治ってくれない身体になってしまいます。

痛みがあるうちはまだ良いと思った方がいいでしょう。
末期には痛みも消えていきます。

「痛み」を消すのは我々治療家では絶対ないはずです。
痛みを消すのはクライアント自身なのだと思います。

その全ての答えはクライアントの身体の中に
存在していると僕は思っています。

クライアントの言うとおりに、
一時の楽を求めて痛みを取ってしまっては
霊性の進化という目的からみたら
大変もったいない事をしていると思った方が良いでしょう。

「痛み」は結果なのです。
その原因をクライアントに気づいてもらう事が、
本当に我々がしなければならない事なのだと僕は思っています。

ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之


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