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【橋本典之】エネルギー治療の触診の仕方

普段から人の身体を触っている人はとても慣れていて、
そうでない人との差はとても大きいようです。

触り方は十人十色で
強く触ってしまう人、弱すぎる人、ポイントを外して触ってしまう人と、
それぞれのようです。

何が良くて悪いというのは、どんな治療を行うのか?
という事が基準になると思っています。

強くマッサージをするようなものならば
強く触診することは当たり前なのかもしれませんが、
我々のような見えないエネルギーを扱うものにとっては
強く触診してしまうのはどうなのか?と感じてしまいます。

しかし、いままで手技療法しか学んでいない、
又は治療自体が始めてだという人に関しては
エネルギー治療における触診というものは初めての方がほとんどで、
私が行う触診に対して驚きを隠せない場合が多いのです。

我々が行う、エネルギー治療的触診は、
強からず、弱からずという微妙な位置の触診になります。

なぜなら人の身体はそれぞれ違うので
触診の方法もクライアントの身体に合わせることになります。

 

触診にも2つの顔があります。

施術者目線の触診とクライアント目線の触診になります。

施術者目線の触診とは、
施術する側の欲しい情報を触診によって得るという事になります。

クライアント目線の触診とは、
クライアントに自覚してもらう目的の触診というものです。

一般的には触診とは前者の施術者目線が多いように思いますが、
我々の行っているエネルギー的触診の多くは
クライアント目線の触診になります。

なぜならば、一瞬で変化してしまうソーラヒーリングの施術では、
クライアントが自分自身の身体を解っていないと、
施術して変化が起きたのかどうなのか?気づかない場合が多いからです。

変化が起きているに似も関わらず、
クライアントが理解していないのは残念でもありますが、
ヒーリングの効果も半減してしまう事になるのです。

クライアントに分からせる触診において重要なことがあります。

それは「基準」です。

強く押すことに慣れてしまっていると、
例えば50グラムの力でおすことでしか
クライアントに身体の異常に気づいてもらう事しかできません。

しかし、施術する側が1グラムの強さで違和感を感じることができれば、
クライアントもまた、
その自らの違和感を触診を通して感じることが出来るというものです。

要するに施術する人の基準によって自らが感じ取れる違和感や
クライアントの気づく違和感が決まってしまうという事になります。

強く触ることによって得られる情報と、
繊細に触ることによって得られる情報というものはとても大きく違いがあって、
治療結果にも大きな差になって現れることがあるのです。

 

身体への触診はエネルギーの泉に手を入れているようなもので、
強く手を入れたら泉には波紋が起きて乱れてしまいます。

波紋が起きないような繊細なタッチで身体に触れる必要が本当はあるのです。

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