治療院の経営

【茨木英光】机の上はキレイにする派・しない派?

先生、こんにちは。
茨木英光です。

みなさんはどちらですか?
僕はめっためたにキレイにする派です。

別にどちらが正解って言うわけではないんですけど、
身の回りの環境を整えることや、自分の身なり、所作などは
仕事に対する姿勢に現れてくるものだと思っているので

僕は机を常に綺麗にした状態で
勉強やセミナーの準備などに臨むようにしています。

一方、机を整頓しない派というのは、
取り出したいものが何でも近くに揃っている
という利点があげられます。

その方が集中力が途切れないという人も
いるかも知れません。

作家など、いろんな資料を参考にしながら
書き進めていく人はどうしてもそうなってしまうのでしょう。

でも、やっぱり身の回りは
綺麗に整頓することをお勧めいたします。

それは「小さなことにも気づく力」を養うためです。
例えば、パソコンで文章を入力していて、
変換されない文字があったとします。

皆さんはすぐに単語登録しますか。
それとも別の言葉で変換して文字を出しますか。

以前に病院に行った時の話しなのですが
「腫瘍は無し」と先生が入力しようとしてたのですが、

主要、主用、と違う文字ばかり出てきて
肝心の腫瘍が出てこないのです。

仕方無しに先生は「腫れる」と入力後「れる」を消して、
「潰瘍」戻って瘍を消す。
ってやっていました。

病院のパソコンで腫瘍が変換されないとうことは
単語登録を全くしていないということです。

そうすると、一日に何十人と診察するのに、
単語変換ばかりに時間を取られて
しまうことになってしまいます。

これでは患者の顔を見て診察するどころではありません。
このような無駄をひとつずつ見つけて解消していくことが
「小さなことにも気づく力」なのです。

単語登録をすると、そのときには時間がかかります。
でも次回からは速く入力することができます。

ですから、効率化できることに対しては
時間と費用をかけたほうが良いと自分では思っています。
何よりその方が仕事が楽しくなります。

これがどのように施術に現れてくるかと言うと、
カルテの書き方に現れてきます。

問診時に聞き逃してはならないこと。
「例えば立ち上がろうとしたときに股関節に痛みが走った」
とか。

その場合にはまず痛みのある股関節から施術します。
仙骨とか頚椎とか触ったって痛みは取れません。

そういうメジャーと言われる箇所を整えるのは
股関節の痛みが改善してきてからです。

股関節の痛みが良くなってきて、
他の部位のバランスを取っていこうと言う段階で
カルテを丁寧に書いていないと、

自分がどんな施術をしてきたのか
思い出せなくなることがあります。

例えば、腰椎のアジャストをしたとか。
この患者さんにはアジャストを以前にしたと
自分が勘違いして、今回もアジャストをしようとすると、

実はこの人は腰の手術をしたという既往歴があって
アジャストはしてはいけなかったということも
ありうるのです。

カルテを書くのは面倒に思うかもしれませんが、
久しぶりに来た方など、以前に何をしたか
記録しておかなかったら
全く思い出さなくなってしまいます。

最近ではiPadなどに手書きで入力することも可能ですから、
カルテを置く場所にも困りません。
カルテはぜひ付けましょう。

このように仕事を丁寧にしていくには
やはり机の上も丁寧に掃除して、
置く物の配置も厳選していく習慣を
つけた方がいいと思います。

みなさんの机の上はキレイでしょうか。
今日から少しずつ整頓を始めていきましょう。

今日もお読みくださいましてありがとうございます。

関節マスタードットコム
茨木英光


 

茨木先生のDVD・動画教材

▼DVD教材▼














▼動画教材▼