肩・背中の手技

【松本恒平】肝臓の施術効果と実践

先生、こんにちは。
関節アングル整体
癒楽心体療法
松本式内臓施術メソッド
代表の松本恒平です。

コロナの緊急事態宣言があけてもまだまだおちつきませんね。
暑くなってきてビールを飲む回数も増えているのですが。
私も仲間と飲むのは大好きでついついお酒がすすんでしまいます。
お酒の飲みすぎの翌日はダルすぎて仕事にも差し支えてしまいますよね。。。

肝臓は非常に重要な臓器です。
毒素を排出、ホルモン、脂肪の分解、脂質の生成、アミノ酸からたんぱく質の形成、エストロゲンタンパク質の分解、薬物の分解、グリコーゲン、ビタミンA、ビタミン12の貯蔵。
コレステロールの合成と調整、胎生6か月までは胎児の血液を作る場所。

癒楽心体療法・関節アングル整体松本式内臓施術メソッドで行う肝臓のテクニックはOWTを使って行います。
上記の様な代謝に問題があればその改善に役立ちます。

肝臓は、右三角間膜、肝冠状間膜を経由して横隔膜、臍から肝鎌状間膜を経由して前腹壁へ移行します。
右結腸、右腎臓へとも膜で繋がります。

これらを見ていくと、大事な視点が肝臓だけを治せない、肝臓に関連する膜で引っ張られるという事です。
また、神経支配で見ても脊柱側からの影響を受ける可能性があるのです。
交感神経大内臓神経、迷走神経、肝臓被膜は横隔神経(頚神経叢)の影響をうけます。
ですので、腰痛の原因、肩こりの原因にもなります。

肝臓の動きは、吸気では横隔膜が肝臓の外側部を下方向に導きます。
肝臓は、反時計回りに動きます。
運動の軸は左三角間膜を通る前後軸です。

こんだけ大きな臓器ですから、臓器全体を見るのか?
臓器に関わる膜をきちんと正常な可動域にしていくかを感じないといけません。

それが「触診」です。
必ず触診が無ければ、膜、臓器、関節のどれが正常かわかりません。

触診が下手くそだと、自分の手の強さを相手にいれてしまい相手の問題で無く、施術者の問題を患者を通してみてしまいます。

【肝臓のテクニック】

肝臓の鎌状間膜、胆のうの位置あたりで肋骨下面に右母指を入れて左手で右の肋骨を右母指へ集めていきます。
バランスが取れて緩む位置をキープします。
患者の膝を立てさせ、ゆっくりと左へ倒していきます。

一番テンションがかかる所でキープします。
ヨットの帆がピッシとなったような感覚を受けるかもしれません。
そこからゆっくり、テンションがかかったところでバランスをとっていくと、手と足の間の膜が緩んでいきます。

人によりけりですが1~5分くらいの間にゆるんで行きます。
リリースの間は、患者さんの呼吸は深くなり目の方まで影響が出始めたり、背中が楽になったり、足の倒れる角度が変わってきたりします。

また、胸椎の5~9番が硬ければ硬い所を軽くたたきましょう。
30秒くらいたたくだけでも交感神経の抑制になったりします。

肝臓のアルコールでの損傷は体性的にも大きな影響を与えます。
睡眠不足、口内炎、活力低下、喉頭炎、過剰なエストロゲンによる生殖機能障害、体重増加など。

体の筋肉の問題だけでなくぜひ、一度、内臓の問題も見てください。

本日も読んでもらいありがとうございました。

関節アングル整体
松本 恒平


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