頭・首の手技

【三浦誠】一か所の経穴刺激で、多くの症状を緩和させるテクニック

先生、こんにちは。
ペインキラー整体の三浦です。

今月は一か所の経穴刺激で、多くの症状を緩和させるテクニックをご紹介します。

使う経穴は「風市」です。
足の少陽胆経に属しています。

経絡人形でラインをご覧ください。
側頭部を巡り、頸部、肩関節を回り、体幹側部、下肢側面を下り、環指で終わります。

このラインの流れが強くなったり、弱くなったり、することを「変動」といいますが、「風市」を刺激することで「変動」を調節する事ができます。

強くなった流れは「筋緊張」などを生み、弱くなった流れは「冷え」「しびれ」などを引きおこします。
それらを緩和することができます。

具体的には「片頭痛」「寝違い」「五十肩」「肋間神経痛」「股関節痛」「下肢側面のしびれ」などを緩和できます。

「風市」の部位です。
立位で手を体にそわします。
中指先端があたる部位。
腸脛靭帯の陥没凹部。
垂直圧をかけます。

1kgぐらい、ひびく強さ、数センチへこませます。
圧をキープしたまま、腸脛靭帯を動かすために、股関節、外転内転します。
10回、ゆっくり開閉してください。

頸部側屈、腰部側屈の痛み、五十肩外転痛が残っている場合、同側の「風市」を刺激して下さい。
わずかに緩和し、それ以上に驚かれる患者さんがいます。

是非、お試し下さい。

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