この「足関節の調整法」というのは
宮本先生から伝えていただいたものです。
それを私がかなり分かりやすく解説したものです。
宮本先生は免許証が「柔道整復師」でしたので、
この「足関節の調整法」は
足首を捻挫した時の調整法です。
捻挫の定義は
「足首の可動域を越えて
足首の関節が動いて脱臼した後、
元に戻った」というものです。
その時にスジとかを痛めているので
普通では湿布をして(冷やして)固定をする
という治療法です。
しかしながら、
天才児「宮本紘吉」先生は
関節は元には戻っておらず
レントゲンにも写らないほどのズレが生じていると見たのです。
それで足首の調整をするようになったというものです。
この「足関節の調整法」というのは面白いもので
私も様々な実験をするのが好きでして
「新・一瞬整体」の動診法をした後で
この「足関節の調整法」を行い
再び「新・一瞬整体」の動診法を行ってみると、
なんとしたことか
首はもちろんほとんどの体のゆがみが
一瞬で消失してしまっているではないですか!
これには私は驚きました。
ですから特に「寝違い」の時には
必ずこの「足関節の調整法」を行います。
「検査法」
問診で歩くと足首が痛いとか、正座をするときに足首が痛いというものです。
触診、視診では痛いほうの足首の方がむくんで太くなっています。
もちろん「新・一瞬整体」の動診法を行うと変化は確実にわかります。
新・一瞬整体
https://sasaki-manipulation.com/dvd6/index_a.html
「操作法」は3種類あります。
難しいほうから行きましょう!
「操作法①」
①まずは患者さんに仰向けになっていただきます。
②右側の足首に問題があると仮定します。
③術者は仰向けになっている患者さんの
太ももの付け根(治療用ベッドと患者さんの間)に
術者の右足の甲で浮かせます。
④次に術者は右手の手のひらを患者さんの右足の内側に当てます。
(術者の4本の指が患者さんの右足首の甲の部分に当てて、
術者の右親指は患者さんの右の親指の下に当てます)
⑤次に術者は左手で患者さんのかかとを包むようにひっかけます。
⑥この状態で術者は左手で
患者さんの右足首を十分にけん引して
術者は患者さんの右足首を素早く内旋外旋を行います。
⑦一回で決めるようにしましょう!
(お互いに練習をするときは何回か行ってください)
「操作法②」
①まずは患者さんに仰向けになっていただきます。
②右側の足首に問題があると仮定します。
③術者は仰向けになっている患者さんの股関節、膝を90度に曲げます。
④次に術者は術者の左足裏で
患者さんの90度に曲がった右膝の裏部分を
しっかりと把握します。(術者は右膝を曲げた状態で座っています)
⑤そして術者は右手の手のひらを患者さんの右足の内側に当てます。
(術者の4本の指が患者さんの右足首の甲の部分に当てて、
術者の右親指は患者さんの右の親指の下に当てます)
術者の左手は患者さんのかかとを包むようにひっかけます。
⑥この状態で術者は
左足を瞬間的に踏み込むと同時に
左手で患者さんの右足首を十分にけん引して
術者は右手で患者さんの右足首を素早く内旋外旋を行います。
⑧一回で決めるようにしましょう!
(お互いに練習をするときは何回か行ってください)
「操作法③」
①まずは患者さんにうつ伏せになっていただきます。
②右側の足首に問題があると仮定します。
③術者はうつ伏せになっている患者さんの膝を90度に曲げます。
④次に術者は左足の裏を
患者さんの曲がっている膝裏あたりに乗せます。
(この時に術者は患者さんの両足の真ん中に位置します。)
⑤次に術者は左手を
患者さんの右かかの部分と内くるぶしの上方にひっかけます。
術者の右手は患者さんの右足甲の部分と内くるぶしの上方にひっかけます。
⑥この状態で術者は左足を真下に踏み込むと同時に両手で患者さんの右足首を引っこ抜く感じで素早くけん引します。
⑦一回で決めるようにしましょう!(お互いに練習をするときは何回か行ってください)
*注意点等
私は施術の終わりに患者さんの両方の足首を調整します。
なぜならば足首が良いアングルに位置していませんと
せっかく体を調整押しても歩いているうちにゆがみはまた生じてくるからです。
患者さんにとってはありがたいことだと思います。
そして世の中には様々な手技療法がありまして
変な話のように聞こえるとは思いますが
ある先生が「足首・手首・乳首療法」を提唱しています。
これだけで健康が維持できるとその先生は言っています。
私も乳首は致しませんが、
寝違いの患者さんには最初に手首と足首を調整いたします。
先生方も試してみてください。
手首と足首を調整するだけで70%ぐらい寝違いは改善します。