先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。
「嫌われる勇気」
そんな本が出版されていましたね。
誰だって嫌われたくないと思っているはずです。
でも、なぜ「嫌われる勇気」が必要なのでしょうか?
「嫌われる」というものの奥には
「好かれたい」という思いが存在しています。
なぜ「好かれたい」のか?
それは
「よく思われたい」
「いい人だと思われたい」
という思いが存在しています。
なぜ人は「そう思われたいのか?」
端的に言うと「それが人間だから」
という答えが出てきます。
人は皆、自分が傷つけられることを
極端に恐れる心を持っているからです。
それは普通の事です。
当たり前の気持ちなのですが、
それが極端に強くなると、
人は恐れや不安が強くなり、
身体の機能のバランスが崩れてきて、
病気になっていきます。
「嫌われる勇気」を持つという事は、
「嫌われてもいい」という事です。
「嫌われてもいい」という事は、恐れをある意味覚悟して、
受け入れるという準備が出来ているという事になります。
「嫌われる準備」が出来ると、
人は恐れや不安から少しは解放され、
強くなることができます。
「恐れや不安」というものは
「今」にあるわけではありません。
すべて「未来」にあります。
人は未来に対して「恐れや不安」を強く抱くのです。
まだ見ぬ未来に恐れおののいているのが、
そこにある「苦しみ」なのです。
誰だって「まだ見ぬ未来」は分かりません。
「今」に不安を感じていれば、
必ず「未来」を不安に感じるものです。
でももしかしたら明るい未来が
待っているのかもしれません。
しかし、多くの人は「今より暗い未来」を妄想してしまいます。
なぜなら、心の底から自分の事が可愛いからです。
いくら自分が可愛いからと言って、
未来を不安に思っても、
決して未来は明るくなるとは限りません。
なのに人は「不安」に思い考えます。
それが人間です。
人間は苦しみの中で生きているのです。
でもすべては自分が作り出した
苦しみの世界に居るという事をわかっていません。
「嫌われる勇気」を持つという事は
相当な勇気が必要です。
その勇気が大事なのです。
勇気を出して決断することで
「見える世界」が変わるのです。
その勇気がないから、
いつまでも自分が作り出した
妄想の世界で苦しんでいるのです。
「嫌われる勇気」というものは、
人間の本能に反する行為ですが、
そこに苦しむ人間が救われるヒントが
あるのではないかと思います。
ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之