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尾骨骨折時の整復法 | 尾骨の仕組みと整復の必要性

尾骨のしくみ

尾骨とは、脊椎の最先端にある骨で、一般的には「尾てい骨」と呼ばれます。
動物の尻尾の部分にあたり、退化した骨である痕跡器官(本来の用をなさなくなった器官)と考えられています。

首から縦一列に脊椎が並んでおり、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎の順に脊椎骨として構成されています。

尾骨は3~6個程度の尾椎が結合しており、尾椎の数は個人差が生じているのが特徴です。
ちなみに胎児期に尾椎は9個確認できますが、成長と同時に消失していきます。

一番上に存在する第一尾椎は横突起が左右にある特徴的な形となっており、後上方には尾骨角と呼ばれる2つの突起がみられます。
その下にある第二尾椎以下については、いくつかの椎骨が連なって細くなっています。

尾骨の最先端は硬いイスに座っていると直接当たってしまうことも多く、長時間にわたって座っていると痛くなることがあります。

また尻もちをついてしまうことによって、尾骨が歪んでしまうこと骨折してしまうこともあります。
妊娠や出産などによって尾骨周辺の靱帯や筋肉に負担がかり、痛みを生じることも少なくありません。

尾骨は脊椎の一部ですから、歪みや骨折などを引き起こすと痛みだけではなく、脳脊髄液の流れが悪くなって自律神経の働きに悪影響を与えてしまいます。

尾骨の骨折について

尾骨は先端が細くなっており、座ったときに当たってしまいますから、長時間座っているだけでも痛みが生じることがあります。
また尻もちをついてしまったときには歪みや骨折を引き起こしてしまうことがあります。

痛みが長く続いているような場合や、内出血が生じているような場合には骨折を疑うことになります。
骨折が生じてしまうと座ることだけではなく、どのような体制であっても痛みが生じ、生活動作が困難になってしまいます。

特に尾骨の骨折は女性に多いといわれます。

これは男女の骨盤の形の違いに理由があります。
女性においては恥骨から座骨まで幅広くなっており、座ったときなどに尾骨が当たりやすく出来ているためです。

また中には、尾骨と仙骨が癒合している人を見かけることがあります。
本来は尾骨と仙骨には僅かながら関節の動きがみられます。一体化してしまっていると、少しぶつけてしまっただけでも骨折してしまうことがあるのです。

また歪みが生じているだけでも生活に大きな影響を及ぼします。

背もたれにもたれかかったり、深く座るようなことができなくなり、座ったときにかばってしまうことから腰痛座骨神経痛骨盤の歪みにまで発展することも珍しいことではありません。
特に骨折後には歪みが生じることが多いので、必ず整復しておかねばなりません。

尾骨の骨折時の整復法について

尾骨に骨折を生じさせてしまうと、周辺に痛みが生じるだけではなく、身体全体に悪影響を与えてしまいます。
ただ病院などで治療を受けたとしても、固定することができない部位ですから、「痛みがおさまるのを待つしかない」と言われることもあります。

そのため放置してしまう方も少なくないのですが、骨折に伴って歪みが生じている場合、そのまま放置してしまえば後遺症に悩まされることも珍しいことではありません。

腰痛をはじめ、正しい姿勢で座れなくなったり、ひどい場合には仰向けでも寝れないということもあります。
常に痛みを生じない崩れた姿勢のまま保持しておかないといけないことになりますので、さまざまな悪影響を及ぼすことが考えられます。

痛みを改善させるには、整体などで行われる整復法によって歪みを調整することが必要となります。

尾骨は僅かながら関節を動かすことが可能であり、歪みを生じさせた場合には、周辺筋肉や内臓、靭帯などに大きな影響を与えてしまうことになります。
しかも尾骨にも筋膜は付着していますから、尾骨の歪みを起点として全身に不調をきたす場合もあります。

まったく別の部位の不調を調べてみると原因は尾骨の歪みであり、それが小さい頃の尻もちが原因だったというものもあるのです。
そのため尾骨の骨折を疑う際には、しっかりと歪みを調整し関節の軸をあわせていくことが必要になります。