キネシオロジーとは
キネシオロジー(kinesiology)とは、筋肉の反応テストを活用して、心身のバランスを調整しながら自然治癒力を高めていく健康法のこと言います。
カイロプラクティックがベースとなっていますので、解剖学や神経学、生理学などに着目されているのですが、それだけではなく心理学や栄養学などの観点からも体系化されているのが特徴となっています。
アメリカのカイロプラクティックドクターであるジョージ・グッドハート氏が、「アプライドキネシオロジー(AK)」という治療法を発表したことがキネシオロジーの始まりであると考えられています。
その後、アプライドキネシオロジーを学んだジョン・シーD.C.が一般の人向けの健康法として「タッチフォーヘルス健康法」を発表し、キネシオロジーが世界中に広まるきっかけとなりました。
つまり「筋肉反射テスト」と「タッチフォーヘルス」がキネシオロジーの大きな特徴であると言えるでしょう。
世界で110か国以上に広まっており、海外では保険適用されている国もあるなど、その効果が認められています。
キネシオロジーの「筋肉反射テスト」とは
キネシオロジーの特徴の一つ「筋肉反射テスト」とは、心身の状態を的確に捉えるための診断方法を言います。
この診断方法によって、心身のバランスを崩している部分について気付くことができるために、的確な治療へと結び付けることができるのです。
「筋肉反射テスト」と言うと、マッサージのように揉みほぐしたり叩いたりするイメージがあるかもしれませんが、あくまで無意識に現れる反応を捉えることが目的です。
この筋肉反射テストは、東洋医学をベースにしたものであり、無意識に反応する作用によって、神経の流れをチェックしていきます。
例えば、健康的な身体を調べてみると、スムーズに行動することができ、筋肉の反応も良いことが分かります。
しかし、病気を引き起こしていたり、ストレスが蓄積しているような状態の場合であれば、心身の状態から筋肉にも疲労や衰えがみられ、反応が悪くなってしまいます。
筋肉すべてに反応をチェックしてみれば、反応の良い部分もあれば、悪い部分も現れてきます。
そこから、必要な治療に繋げていけば、効率よく的確に改善させることができるのです。
キネシオロジーの「タッチフォーヘルス」とは
タッチフォーヘルスとは、字の通り、手で触れることによって健康を引き出すといった、キネシオロジーの治療法の特徴の一つとなっています。
冒頭にもお伝えした通り、キネシオロジーはカイロプラクティックをベースに、東洋医学・西洋医学・心理学・栄養学などからアプローチできる治療法です。
そのため、「心」「体」「食事」から健康を引き出せるように体系化されているのです。
マッサージや整体のように、強く揉んだり叩いたりといったイメージがあるかもしれませんが、軽く触れるだけでできる治療法となっています。
ですので、特別な医療機器や設備などは不要であり、誰にでもできる健康法であるとして注目されているのです。
あくまで筋肉反射テストから施術内容を決定するものであって、筋肉すべてを精査し、神経や気の流れに着目していきます。
もちろん「心」の状態にも着目し、ストレスを緩和することによって免疫力を高めていくといったアプローチも行われます。
キネシオロジーにおける『スイッチング』とは
キネシオロジーは筋肉反射テストが治療のために重要な役割を担っていますが、「スイッチング」について深く理解しておかねばなりません。
スイッチングとは医学的には「神経学的混乱」と呼ばれることもありますが、筋肉の反応はどんな状況においてもすべて正確に現れるというものではないということです。
筋肉反射テストを行った結果、すべての筋肉において強い反応が出てしまうということや、逆に弱い反応が出続けてしまうといったことがあるのです。
ということは、筋肉反射テストを行ったとしても、それが信用のおける結果にはならないということを意味しているのです。
筋肉にはこのように、意図せずに変化してしまう特徴を持っています。
そのため、キネシオロジーを実際に行う際にはスイッチングを除去することから始めることになります。
究極の検査法「キネシオロジー」をマスターするには
キネシオロジーをマスターすることで、血液検査やX線検査をすることもなく、その人の状態を観察することができることが知られています。
世界中に広まったキネシオロジーですが、わが国においては一部の手技療法家の検査法として留まっている状態であり、施術家の中でも「ほんの少しだけ知っている程度」ということが珍しくありません。
キネシオロジーを研究する国内の組織 「CBA(クリニカルバイオホログラフィック協会)」
ただ、国内においてもキネシオロジーを研究している組織はいくつかあり、特に注目されているのが、 CBA(クリニカルバイオホログラフィック協会)であると言われています。
CBAが提唱している検査・治療システム CBS(クリニカル・バイオホログラフィック・システム)は、アプライド・キネシオロジーを軸にわが国で使いやすいシステムになっており、発展し続けています。
CBAに所属しているキネシオロジーの第一人者として有名な川村修一氏は、数々のセミナーによってCBSを多くの施術家に伝えています。
川村氏は、人間の健康には「構造・化学・精神」という3つの要素と、 さらに「環境」が密接に関わっていると提唱されており、不調を感じるときにはそれらが原因になっていると言います。
CBSにおいては「スイッチング」を取り除くために、 「STATIC(スタティック)」と「TOXIN(トキシン)」と呼ばれる独自の検査ツール 「チューニングカード」を活用するのが特徴となっています。
究極の検査法「キネシオロジー」をマスターするには
キネシオロジーの検査法を学ぶには、川村氏によるセミナーがおすすめです。
『THE・キネシオロジーセミナーDVD~手技療法家が伝える究極の検査法』をぜひご覧ください。
セミナー動画を視聴することで、キネシオロジーに初めて触れる施術家であっても分かりやすく、すぐに臨床に導入できるように工夫されています。
筋肉反応テストはもちろんのこと、さまざまな手技について紹介されており、スイッチングに欠かせないCBA特製チューニングカード2枚組(STATIC、TOXIN)も手に入れることができます。
川村氏はCBAにおいて24年間講師を務めており、現在は副会長としてキネシオロジーの普及のために活動されています。
検査が大切であるのは、施術家であるならば十分ご理解されているでしょう。
それならば、ほかとは決定的に違うキネシオロジーの検査法をマスターすることをおすすめします。
まずはサンプルムービーをご覧になって、ぜひ自身の施術に活かしてみてください!
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