先生、こんにちは。
佐々木マニピュレーションドットコムの佐々木 繁光です！
最初に、整体の世界では「全身を調整する」という技術は稀であると思います。
まずは「整神術」とはいかなる全身調整法かを説明いたします。
「全ての病気は自律神経の乱れにより生じる」と言うのが「整神術」の簡単な理論です。
ですので目的は「自律神経を調整する」のであって「体を柔らかくする」のが目的ではありません。
ではどうして自律神経を調整すると良いのでしょうか？
それは以下の通りです。（整神術的な理論です）
自律神経が乱れると手足が冷える。
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手足が冷えるということは末端（末端と言うより全身の毛細血管）の毛細血管の流れが悪くなる。
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そして腹部の「乳び槽」にリンパ液が停滞する。
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そうすると後頭部が重くなったり、血圧も高くなることがあって眼圧も上がる可能性がある。
人間の血管は、ほとんどが毛細血管であって毛細血管は動脈でも静脈でもないのです。
ということを念頭に学んでいってください。
さて学び方ですが、「整神術」は押すのでも、もむのでもなく、一定の圧と一定のリズムで全身を揺さぶり、自律神経を安定させる手技療法です。
ですから、硬いところがあっても、もみほぐそうとはせず、「一定の圧と一定のリズムで揺さぶる」のです。
ここの所を私は「整神術」を最初の時に伝えるのですが、誰もが余計なことを考えて柔らかくしようとして、もんでしまうのです。
この「一定の圧と一定のリズムで揺さぶる」ということを頭に刻み込んで「整神術」を学ぶということが非常に大切です。
ただ、硬かったりするところは多めに揺さぶったりはいたします。
しかし、練習の時は「一定の圧と一定のリズムで揺さぶる」を繰り返し行ってください。
もう一つ「整神術」は腕の筋肉と言うよりは体幹の筋肉を用いて行います。
これは太極拳等中国武術、日本の体術に類似する動きとなります。
ですから、この頃は站椿（中国武術の基本形）を最初に練習するようにしています。
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