頭・首の手技

【松本恒平】発生学・出産からみる頭蓋骨の治療

先生、こんにちは。
関節アングル整体癒楽心体療法松本式内臓施術メソッド代表の松本恒平です。

分娩時外傷って知っていますか?
出産時に起こる問題で、ほとんどのゆがみが出産時、出産前から起こることがあります。

頭蓋骨の骨の重なりが起こりゆがみのパターンを作っていきます。

自然分娩
急速な形成により、平坦化、骨化中心のポイントを与えます。
頭頂骨の骨化中心は角のように突出して、その骨は正常にはもどりません。
それらが重なるとき、施術者は静脈がラムダ縫合に沿って成長をしたかのような隆起を感じます。

一方で矢状縫合は密集していてラインを感じません。
頭頂骨の外側端は内に押され、骨化中心で角を生じます。

治療においては、骨化中心の治療をします。

  1. 骨化中心をゆっくりと圧をかけていきます。
    そこには圧電効果が表れます。
    圧縮、平行移動、回旋などいくつかの動きが存在し、骨の中の方向性を受動的に感じることになります。
  2. 圧縮していくと、骨化中心は平坦化していたり、とがっていた先を減らすようになります。
  3. 骨化中心への穏やかな圧縮をすることで、骨化中心が平らになるにつれて、外側端は広がっていきます。

その動きに常に追随し続け、ゆがみや圧縮を取り除いていきます。
完全にリリース反応がでたら終わりになります。

【正常な分娩時に起こる問題と頭蓋治療】

長時間にわたる分娩、正常な分娩は、両方とも蝶形骨と後頭骨の間の、蝶形後頭骨結合に問題を起こしやすくなります。
蝶形後頭骨結合の屈曲病変を作りやすくなります。
蝶形骨が後方上方、後頭骨が前方上方の様な動きです。

産道通過時の成形により、狭い伸展の問題では、頭蓋骨では側屈回転がみられやすく、広い屈曲の問題では捻転の問題が出ます。

顔位―伸展タイプの蝶形後頭骨病変を与えやすい。
骨盤位―伸展タイプの蝶形後頭骨病変を与えやすくなります。

これらを治療するときには、後頭骨と蝶形後骨の間で行きやすいほうへもっていく、いくつかの方向性をもって支点をとり、バランスをとりやっていきます。
完全にリリースするまでやることで効果が得られやすくなります。

ぜひ、これらの技術を使ってみてください。

本日も読んでもらいありがとうございました。

関節アングル整体
松本 恒平


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