治療家の生き方

【茨木英光】依存症から抜け出す方法

先生、こんにちは。
茨木英光です。

今日は依存症から抜け出す方法について考えてみたいと思います。
依存症といっても日常的にあるものに限りたいと思います。
違法な薬物については除外させていただきます。

タバコ、お酒、甘いもの、快楽を伴うものについて、人は依存症に陥りやすいものです。

僕もかつてはアルコール依存症でした。
でも思い切って断酒しました。

始めの3ヶ月ほどは本当に辛かったです。
何か辛いことがあると、お酒を飲みたくなる欲求が猛烈に襲ってきます。

1 減酒ではなく断酒
自分の場合、お酒の量を減らすことは不可能だと分かっていました。
一時的に減らしたところで、すぐにまた深酒してしまいます。
なので始めから断酒を行いました。

もしタバコやお酒をやめたい場合は、今すぐに家にある分は捨ててください。
流し台に全部捨ててしまいましょう。
タバコはハサミで切ってしまいましょう。

これを飲みきってからなんて思っていては実行できません。
自らの手で捨てる行為が断酒の始まりとなるのです。

2 他の楽しみを始める
お酒を飲むことは人生における大きな楽しみとなっていることも多いですから、それを絶つことはかなりのストレスとなります。
なので断酒と同時にウォーキングを始めました。

夕食後に30分ほど歩くようにしました。
歩き始めると気分転換となって、お酒を絶つ苦しみも和らぎます。

3 お酒売り場でオェーッと言う
始めはお酒を見ると買いたい衝動に駆られます。
そんなときはお酒売り場でオェーッと言うようにしていました。

そうすると本当に気持ち悪くなってきます。
二日酔いをして気持ち悪かった時のことが思い出されるのです。
これはけっこう効果がありました。

「うまそ~」とか「飲みて~」とか言ってしまいそうになりますが、ゲーム感覚で言ってみてください。
本当に不味そうに見えてきますから。

4 飲んでしまっても自分を責めない
断酒を始めて飲んでしまったことがあったかと言うと、今回は意思が固かったのでありませんでした。

でも過去に断酒を挑戦したときは挫折したときがありました。
そんなときは自分を責めないほうがうまくいきます。

アメリカに住む友人から聞いたのですが、彼が通う教会に薬物依存の治療を受けている人がいたそうです。
その人は薬物依存の治療を受けながら、タバコの依存症になったそうです。

でも彼は「今はそれでいいと思っています。薬物を絶つためにタバコを吸っています。」
積極的な考え方だと思います。

このように自分を肯定できる人は、きっと薬物もタバコもやめられる日が来ると思います。
なので例えまたお酒を飲んでしまっても、自分を責めない方が、長い目で見ればうまくいきます。

また一から始めればいいのです。
挑戦は何度してもいいのです。

人は何かしら楽しみがないと生き辛いですから、お酒もタバコも甘いものも健康を害さない程度なら良いと思います。

でも僕のように限度を超えてしまったら絶つことを考えなければなりません。
今まで自分の生活の中で大きな幸せとなっていたものを絶つのですから、固い決意と継続する力が必要となってきます。

なので絶つのと同時に何かを始めてください。
できれば体を動かすものを。

それが最も効果がありました。

僕はお酒を断ってから3年が経とうとしています。
飲まなくなっておかげで、夕食後にもパソコン仕事をすることができるようになりました。
このメルマガも夜に書いています。

今なにかの依存症で悩んでいることがありましたら、人生のステージを一段登るつもりで明るい未来をイメージして取り組んでみてください。

ありがとうございました。
茨木英光


茨木先生のDVD・動画教材

▼DVD教材▼














▼動画教材▼