コミュニケーション

【茨木英光】ダイエットを楽に乗り越えるためのメンタル

先生、こんにちは。
茨木英光です。

前回まではダイエットを始めるに当たってまずは眠って情報を遮断するという話でした。
今日はダイエットを維持するための感情の話です。

まず、自分はどうして太ってしまったのか、そこをしっかりと見つめていくことが大切です。

・食べることが楽しい
・辛いことがあるとストレス解消にお酒をたくさん飲み、そして食べる

そのようなケースが多いのではないでしょうか。

人の心は水を入れたビニール袋のようなものです。
そして何か辛いことが起こると、針で袋に穴を開けられた感覚になります。
そこからブシュ~っと水が漏れ出てしまうのです。
その穴をなんとか埋めなければなりませんから、そこに幸せという栓を打ち込んで水を止めるわけです。

その幸せがコルクのように水に強いものなら良いのですが、大抵は手っ取り早く身近にあるもの、水に強くないもので栓をしてしまいます。

水に強くないものとは、具体的に言うと、「スピード」なのです。

自律神経の反応とは、スピードと関係しています。
何事もスピードの早い変化というものは快感を伴うのです。

・ビールをごくごく飲んでアルコールが一気に全身に回る
・甘いものをいっぱい食べて血糖値が急上昇する
・車をとばしてGを感じる。瞳孔が収縮する
・男性の勃起から射精

これらのものはすべて自律神経が急速に変化します。
このスピード感こそが快感であり、更なる欲求を求めて依存性を高めてしまいます。
そうなると人は危険な領域へと足を踏み入れてしまうのです。

・スピードを出しすぎて人身事故を起こしたり
・性欲が満たされず危険な繁華街に出かけたり
・お酒を飲みすぎて道端で眠って凍死したり

これらの悲しい事件は後を絶ちません。

快感を求めること自体は悪いことではありません。
人生に喜びをもたらしてくれる大事な要素です。

しかし傷ついた心を埋めるためにスピードを求めるという行為はそこに危険が潜んでいることに、平常時から少し意識しておくと良いと思います。

では、心が傷ついている時にどのように対処するのが良いのでしょうか。
それはスピード感のないものに没頭できたら一番良いと思います。

・だれかとおしゃべりする
・散歩してみる
・普段掃除していないところを掃除してみる
・編み物、手芸、プラモデル、読書

じゃあ、食べるという行為はどうでしょうか。

悲しみを埋めたいときには手でかぶりつく料理が良いと思います。
スペアリブとかフライドチキンとか。

ケーキよりかは血糖値が上がりにくいですし、手でかぶりつく行為は相手を征服する象徴ですから、困難なことに対して前に向く力が湧きやすくなります。

あとは一番良いのは眠ることです。
やはり一旦眠って、頭をスッキリとさせて、翌日もう一度考え直すことができたら、また違った考えも浮かんでくるものです。

このように、ダイエットを継続していくためには自分の心を守ってあげることが大切となります。
けっして自分を責めたり、ポジティブになれないだなんて自己卑下する必要はありません。

辛い時にポジティブシンキングにならなきゃと思うと逆に疲れてしまいます。
ポジティブや自己肯定感というのは当てにならないもので、大きな悲しみがやってくると、砂で築いた城のように波に全部持っていかれます。

まずは今の自分をそのまま愛して受け入れて、普段からスローな趣味を何か見つけて辛いときにはスピード感のあるものにはには危険が潜んでいると思い出す。
そんなに単純にうまく行かないのが人間の心なのですが少し心に留めておくといいかもしれません。

ありがとうございました。
茨木英光


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