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橋本敬三先生の『操体法』とは~『操体法』を受け継ぐ今昭宏先生に学ぶには

橋本敬三先生の『操体法』とは

橋本敬三先生の名前をご存じの先生は多いでしょう。

明治時代に活躍された医者で、医学書通りに治療しても思うように改善しない症状が多く、自らさまざまな民間療法を研究され、独自の『操体法』を考案されました。
東洋医学をベースにしたものですが、その独特の考え方には共感する施術家は多く、現在においてもその考え方を引き継ぐ施術家はとても多いのです。

ここでは、橋本敬三先生をご紹介しながら操体法の特徴についても言及し、操体法を受け継ぐ2人の施術家の先生の操体法についてもお伝えしていきましょう。

橋本敬三先生の『操体法』とは

橋本先生は、ご自身の著書「からだの設計にミスはない」の中で、「呼吸」「食事」「運動」「精神」、そして「環境」が連動していて健康が成り立っているとされています。
健康のためにもっとも大切なのは自然との調和であり、それらの一つでも不十分なものが存在すると、そこから不調が生じると言われています。

操体法のもっともベースとなっている考え方であり、不調を改善させるには、そのような総合的な観点において生活を見直すことが大事になるのです。
栄養バランスが崩れているのであれば食生活を意識する、運動不足であれば適度な運動に取り組むといった具合です。

「操体法」というと体操のようなイメージを持たれることが多いのですが、身体の動かし方で不調を改善させるというものです。

例えば、痛みやコリが生じた場合に、動かすと強く違和感がある部位もあれば、心地よく感じられる方向もあります。
その「快・不快」といった感覚がとても重要なのです。

自身が感じる「快・不快」を大切にし、心地よいといった方向にゆっくりと動かしながら、不調の部分を取り除いていくというものなのです。

橋本敬三先生のプロフィール

橋本先生は明治時代に仙台で活躍された医師で、操体法は伝統的に行われていた健康法である「正體術」をベースにして操体法を確立されたと言われています。
1921(大正10)年に新潟医専を卒業後は民間病院で診療を続け、1933(昭和8)年には独立して開業されています。

しかしこの頃の橋本先生は、学んできた西洋医学を持ってしても難治症状を思うように改善させることができずとても悩まれていたと言います。
当時の患者さんは、病院で治療しても思うように改善しないなら民間療法に取り組まれている方も少なくありませんでした。

しかも、ある程度満足されている様子を橋本先生は目の当たりにして、自ら民間療法の研究を行い、独自の兼子応報である操体法を考案するに至るのです。
戦争が終わって帰国されてからは、地元仙台で操体法の研究を深め、1950(昭和25)年に差し掛かったあたりから、操体法について鍼灸学校などで伝えられるようになりました。

今昭宏先生について~橋本敬三先生の操体法を受け継ぐ施術家

操体法は優れた健康法であるとして、現代においても受け継がれてきました。

ここでご紹介する今昭宏(こんあきひろ)先生は、操体法の考案者である橋本先生が開設された温古堂診療室に勤務し、その理論や技術などを受け継がれてきました。

橋本先生からは5年ほど直接指導を受けてこられ、温古堂診療室においては橋本先生の代診を務めてこられました。
そのような経緯により、橋本先生の操体法を受け継ぐ第一人者として知られています。

1987年より仙台において操体医学研究所 今治療室を開業し、操体法による治療に務められています。
また、全国各地においてセミナーを開催し、操体法の普及に務められています。

そのため、現在、操体法によって施術に取り組む先生の中には、今先生の教えを受けた施術家がとても多いことが分かります。

橋本敬三先生の操体法の流れを受け継ぐ、今先生から直接教えを受けた2人の施術家をご紹介し、それら先生たちの操体法を学ぶ方法についてご紹介しましょう。

橋本敬三先生の『操体法』を受け継ぐ2人の施術家から学ぶ

橋本敬三先生の『操体法』は今昭宏に受け継がれ、さらに多くの施術家によって広まりを見せています。
ここで、操体法を受け継いだ2人の先生をご紹介します。

操体法をバックボーンに独自の理論をミックスさせ、より合理的な手技へと発展させている先生たちです。
施術家の中で差別化を図りたいと考えている先生であれば、この2人の先生の手技には注目しておくべきでしょう。

上川名 おさむ先生の『多次元操体』とは

上川名 おさむ先生は、2004年にやすらぎの杜整体院を開院し、2005年より今先生に師事して2007年に独自の理論もふまえて『多次元操体』を考案されています。
脳と神経を癒して心身を調整するといった独特の操体法であり、2012年から開催されているセミナーにおいては高い注目度を浴びています。

『多次元操体』は操体法がベースになっていることもあり、自分自身に備わっている自然治癒力を引き出す手技であることが分かります。
しかも、身体に対する一時的な対処ではなく、心からアプローチして根本から痛みやコリを改善させていくといった特徴を持っています。

またそのような独自の施術法だけではなく、1人整体院でゆったりとした施術を取り組む中でも年商2000万円の収益を達成していると話題となり、マーケティングや経営サポートも行われています。
常に予約が250名を超えており、その方法論についても学ぶことができます。

上川名おさむ先生の『多次元操体』やマーケティング理論を学ぶには、

『次回予約獲得マニュアル<アルティメット>』
『次回予約獲得マニュアル<アドバンス>~患者さんが熱狂的なファンになり回復後も通院をやめない本当の理由!~』
『次回予約獲得マニュアル患者さんが喜びながら自ら次回の予約を入れて帰る!』

といった、丁寧に解説されたDVDを視聴してみることをおすすめします。

加藤 廣直先生の『理学操体』とは

加藤 廣直先生も操体法を受け継ぐ一人として注目されている施術家で、2008年より今先生に師事され学ばれてきました。
もともと理学療法士であった加藤先生は、ベースである理学療法のスキルを活かして操体法を取り入れ、独自の『理学操体』を考案されています。

理学操体の特徴は、力を使わずに短時間で効果を発揮するという点にあります。
そもそも操体法においては動かして心地よい方向を見つけていくという方法を取りますが、加藤先生の理学操体では理学療法のスキルを活かしてさらに合理的に効果が出しやすいように出来ています。

そのため、操体法を学んで活かしきれていないという施術家の先生であれば、理学療法のエッセンスを踏まえた理学操体を学ぶことをおすすめします。

加藤先生は、『理学操体セミナーDVD』をはじめとして、さまざまなセミナーDVDにおいて、その理論を丁寧に解説されています。

理学療法についてはじめて学ぶ先生においても、このDVDをみればすぐに施術に活用できる内容になっていますので、おすすめできます。

『理学操体セミナーDVD』
『理学操体セミナー2~頸椎三軸操体と仰臥位・側臥位の検証と施術~』
『理学操体セミナー3DVD~皮膚の操体~』
『ポール操体DVD~施術にもリハビリにも使える驚くべき使い方~』
『理学・作業療法士のための起業・開業DVD』
『理学療法士の為の手技パワーアッププログラムDVD<骨盤・下肢編>』
『真・IポジションセミナーDVD Produced By理学操体~あの短時間施術テクニックが超進化!~』
『真・KポジションセミナーDVD Produced By理学操体~あの短時間施術テクニックが超進化!~』

といった、セミナー動画DVDをぜひご覧ください。