セミナーを通じて、
初めてエネルギー治療をされる方と接するのですが、
その中で多くの皆さんが犯してしまう過ち
について今回は話していきたいと思います。
ソーラヒーリングは「なおす」という前に
「感じる」という事が重要なのだと常々お話しております。
なぜなら、
「感じる」→「解る」→「受け入れる」
というヒーラーの心の動きがあって初めて
「変化」→「なおる」という作用が起きるからです。
「感じる」ことの重要性はここにあるのですが、
その「感じる」際に「感じすぎて感じられない」という
一見おかしなことで悩まれている人がいるのです。
「感じすぎて感じられない」なんて、どういったことなのか?
疑問に思う方が多くいるはずです。
「感じすぎて感じられない」とは、
分かりやすく言い直すと、
「もうすでに感じているのに感じていない」
と言いかえることが出来ます。
もっと分かりやすく言うと
「感じているのに感じていないと思い込んでしまっている」
と言えるのです。
本当は「感じている」のに
「この感覚は違うのではないか?」や「もっと感じるはずだ」などと、
自分の感覚自体を疑っていることで、
「感じている」のに「感じていない」自分を
作り上げてしまっているように思います。
また、一瞬で目の前に燕が横切ったとしますが、
ちょうどその際、足元が気になって下を向いてしまい、
燕が横切ったことも気づいていない時なども
これと同じように感じることが出来ません。
もう過ぎてしまったことを感じることは不可能です。
「感じる」とは、とても繊細なものです。
エネルギーという目に見えないものなので
繊細なのは当たり前なのですが、
感じようとする皆さんの心や動作などが、
このエネルギーと共振していないから、
まったくエネルギーの変化に気づくことが出来ないばかりか、
見失っていることが非常に多いように思っています。
静まり返った朝の湖面に波紋ができるのですが、
その波紋はどこから生まれているのだろうか・・
と疑問に思い、
朝の静けさに自分自身の息遣いや動きを合わせるが如く、
自然と一体になるのが普通なのだと思います。
野生の動物が自然の中にその姿を溶け込ますように、
我々人間もエネルギーに自分自身を溶け込ますことが、
「感じる」という事には必要なのです。