【佐々木繁光】腹部施術・内臓調整編の解説

按腹とは
手を使って身体の調子を整える事で
おなかを中心に行うマッサージの事です。

そして按腹は
おなかにたくさんあるツボを刺激して
施術効果を上げます。

なぜ按腹をするかといいますと
健康になるためには
胃腸、肝臓、膵臓等の内臓の調子を
よくすることが先決だからです。

もう一つは按（押さえる）摩（なでる）を
おなかにするということで
漢方で言います所の気・血・水の流れをよくすることが
按腹療法の目的です。

このように様々な効果が期待できます。

「新・一瞬整体」の動診法を操作の前後に行うことで身体の歪みが按腹法で解消される事が確認できます。

新・一瞬整体
https://sasaki-manipulation.com/dvd6/index_a.html

「整紳術の按腹法の解説」

この「整紳術の按腹法」というのは
とてもソフトなタッチの物ですので
重傷者にとても適しています。

ですから注意点としては力づくで
決して行わないでください。

1. 患者さんは仰向け
   術者は患者さんの右側に位置して
   術者は手のひらを重ねて
   患者さんの腹部にフワッと軽く乗せる。
2. 右回りの動きと左右に揺さぶる動きをミックスさせて
   手根部と指先でひっかけるようにして
   左右の腸骨にあたるところまで操作をする。

「宮本伝皇法指圧の按腹法の解説」

この指圧法は術者によって
強弱をコントロールしやすいものです。

術者から見て「の」の字の方向に回るように
手のひら全体で指圧をしてください。

1. 患者さんは仰向けになって顎を上にあげる。
   両腕を４５°足を肩幅に開きます。
2. 術者はハの字型に母指を開き
   手のひら全体で包むように腹部へコンタクトして圧をかける。
   上行結腸→下行結腸にそって一定の圧を加える。

「宮本伝延命学の按腹法の解説」

1. 患者さんは仰向けで両ひざを立てる。
   タオルなどを用いて膝が開かないようにする。
   術者は患者さんの下方に位置して
   患者さんの両方の膝を抱え込むように座る。
2. 両方の腹直筋あたりを上から下へ
   母指と４指ではさむようにおへそまで操作する。
3. 次に上部腹直筋のまず左側を操作して次に右側を操作する。
4. 次に下部腹直筋のまず左側を操作して次に右側を操作する
5. そして両方の腹直筋あたりを上から鼠経部近くまで操作する。
6. 最後に下腹部の鼠経部あたりから上方に
   両手に平をあてて振動圧を加える。