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【佐々木繁光】季節の変わり目に起きやすい症状に対する治療法

先生、こんにちは。
佐々木マニピュレーションドットコムの佐々木 繁光です!

漢方では「時候の病」といいます。

時候の病の代表的な症状は「風邪」です。
寝違え、ギックリ腰なども季節の変わり目に多い症状です。

以下風邪の諸症状に対しての漢方薬をあげてみます。

代表的な漢方薬は「葛根湯(カッコントウ)」
「桂枝湯(ケイシトウ)」です。
簡単に申し上げますとこの2つが基本的となり様々な処方に変化するのです。

もう一つの分け方は「陽病」「陰病」という分け方です。

「陽病」とは熱が出る風邪
「陰病」とは熱が出ない風邪です。

先ほどご紹介した「葛根湯」「桂枝湯」「陽病」となります。
熱が出ないような風邪の代表的な処方
「麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)」です。

実は私は薬剤師でもあり漢方の大家に10年「傷寒論」を習いました。

ではこれから少し詳しく漢方処方をご紹介してゆきます。

・「葛根湯(カッコントウ)」

比較的体力がある方
頭痛、発熱、悪寒があり、しかし汗が出にくい症状

・「桂枝湯(ケイシトウ)」

普通の体力の方
頭痛、発熱、悪寒があり、汗は出る症状

・「桂枝加厚朴杏子湯(ケイシカコウボクキョウシトウ)」

咳が出やすい喘息持ちが風邪をひいた時に用いる

・「桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)」

下痢を伴った風邪

・「小柴胡湯(ショウサイコトウ)」

風邪をひいて漢方薬を飲んでいて(例えば桂枝湯)
5~6日たってもよくならず、熱が上がったり下がったりを繰り返し、
胸脇苦満(みぞおちあたりが重く引っかかる感じ)があったりするときに用いる

・「苓甘五味加薑辛半夏杏仁湯
(リョウカンゴミカキョウシンハンゲキョウニントウ)」

風邪をひいて熱等は下がったが咳がひどい場合に用いる

・「麻黄湯(マオウトウ)」

のどが痛く咳が最初からひどい場合に用いる
インフルエンザ、新型コロナウイルスにもいいと思います

・「麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)」

熱が出ない症状の風邪で体がだるく軽い咳が出たりするときに用います

・その他

咳には「立効丸(リッコウガン)」

のどの痛みには「銀翹散(ギンギョウサン)」

その他様々なDVDがあります。
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