先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。
治療家であれば、苦しんで自分のところへ来るクライアントを何とかしてあげたいと思うのは当たり前のことだと思います。
できれば1回で治してあげて「先生 すごい!」なんて言われたいと心のどこかでは思っているものです。
しかし、現実は思うようにはいかず、そんなときに限って治療がうまくいかない場合が多いのです。
そんな風に感じている先生は多いんじゃないかと僕は思っているのですがいかがでしょうか?
それにも実は原因があって、治療効果が出てこない「何か」があるのかもしれませんよ。
そう考えてみるのも面白いものです。
僕は人の意識や心を探求して、それを治療に生かしてクライアントを楽に導いていますので、先生方の心の状態が実は治癒力を妨げているのではないかと思っているのです。
苦しんでいるクライアントが目の前にいると、ついつい、いつも以上に力が入ってしまう。
または、ついつい色々なテクニックを使ってやってしまい時間をかけてしまっている。
または良いところを見せようとして「大丈夫 すぐに楽になりますよ」なんて簡単に言ってしまう。
このようなことを多くの先生方は経験されているように思います。
でも、これが実は落とし穴なのかもしれませんよ。
「ついつい力が入ってしまう」「時間をかけすぎてしまう」「見栄をはってしまう」という行動は、先生方の想いが沢山含まれ過ぎているように思われます。
その想いは確実に「重い」にかわっていき、先生方のエネルギーを「重く」しているのではないでしょうか。
やっぱり、どんなクライアントが来ても、平常心を忘れてしまえば、「重く」なりますし、良く思われたいと思えば、治せなかったらどうしようという思いも同時に生まれてきて、先生は自分のプレッシャーをかけていきます。
治療院に超美人が来ても、有名人が来ても、大臣が来ても(笑)いつでも、どんな時にでも、普段となんら変わらない状態で治療ができなければ、最高の治療効果を出すことはとても大変なことなのです。
この対応策として僕がやっていることを紹介しますね。
僕は美人が来ても(笑)、腰痛の人が来ても、病気の人が来ても、どんな症状の人が来ても全く同じ治療しかしていません。
自分の治療のルーティーンをもっているのです。
やることが決まっているから、それ以外の事をやる必要もないし、考える必要もありません。
その時に、治っていなかったら、それはそれで仕方がない事としています。
でも、今その場で良くならないという事にも、実は意味があるのだと思っているから、そうできるのです。
「まだ痛いなー」そう言われても、「じゃあまたベッドにねてください!」そうは言いません。
治らないものには意味がありますから、その意味を説明したらいいんです。
いろんなところに「無理」が出てくると、先生がもっている本来の力が発揮されないのかもしれませんね。
それは大変勿体ないことだと思いませんか?
普通にやっていたら治っていたのかもしれません。
その普通ができなかった自分に問題があるのです。
でも、それは自分の普段の考え方で何とでもなるものだと思っています。
見栄を張らない、謙虚にいる、治すのは身体自身で僕ではない・・・・普段からそう思う事はとても大事なことなのです。
たったそんなことでも治療効果は格段に上がるのですよ。
ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之