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【橋本典之】症状に囚われる

こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。

以前から度々いう事がありますが、
私は「症状」はあまり気にしていません。

ほとんどどうでも良いと思うほど、
治療中、時間の経過と共に症状の事をわすれていきます。

そもそも、私の治療の概念の中に
「症状」について囚われることは良くないこと
と定義していますから仕方がないことです。

症状はすぐに解消してくるものもあれば、
時間を掛けて解消してくるものもあって、
症状ばかりに意識が向きすぎてしまうと、
いくら時間があっても終わりません。

自分の納得のいくような施術をしたら、
結果的に症状は改善してくるものだと思っています。

一般的な肉体の治療をしていると、
扱うものが肉体なので、
そんなことを言う事も考える事もないと思いますが、

私のやっている治療は肉体だけではなく、
肉体に現れた症状は心が作り出しているという考えなので、
自然にそのような考えになっていくのです。

肉体に現れる症状にしても、
筋肉のある部分が痛いと患者さんが訴える場合は
筋肉や骨の問題に治療家はその原因を探そうとするのですが、
そもそも身体が筋肉と骨だけでできているわけではないので、
それだけで治るとは到底思えないのです。

なので、全体を見て治療することは重要な事なのです。

車の修理においても同様の事がいえます、
どこかに不具合が生じてきたとき、
不具合のある場所の部品を交換しても
不具合が治らなければ他の箇所を探すはずです。

そうするとシャーシに問題があったり、
ある場合は電気系統に問題があったり、
または車の全てを制御する基盤に
問題がある場合だってあるのです。

私が言いたいことは、
もっと全体を見て治療をしたら
思いがけない治療のヒントや
治るきかっけが現れるんじゃないのかという事です。

症状に囚われることで、
全体を見るという事が出来なくなってきます。

もっと柔軟になって全体を眺めて、
患者さんと向き合う事で
いままで見えなかったものが見えてくる場合が多々あるのです。

自分が見ているものしか現実は見えてはきません。

治療家が「何を見ているのか?」
という視点が新しい発見や、
患者さんの自然治癒力を発揮させるのではないかと思います。

症状をとることは患者さんにとって最も重要である。

この考え事態に先生方が疑問を持つことで
患者さんの意識のレベルは変わってきます

なぜ症状がそこに現れたのか?
という本当の意味を患者さん自身が知ることは、
その人のこれからの人生において
最も重要なメッセ―ジを受け取ったことになります。

それが症状のもっている目的であると私は思っています。

治療家がすべきこと
症状に囚われ症状を改善させることではなく、

症状を作り出した患者自身の生き方、
今後の生き方が輝くものにするように
手助けすることだと思います。

極端なのかもしれませんが、
それが真実であると私は確信しています。

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