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調圧法とは~北村剛史先生が考案した施術法~特徴や学び方について

調圧法とは~北村剛史先生が考案した施術法

調圧法』と呼ばれる施術法をご存じでしょうか。

北村剛史先生が考案した施術法で、肩こり腰痛、膝痛といった一般的に多い悩みにアプローチできることはもちろんのこと、脊柱管狭窄症やヘルニア、自律神経の不良、内臓疾患といった難治性の症状まで改善が期待できる特徴を持っています。

そのため、北村先生が経営している治療院には有名な芸能人が訪れることも多く、完全自費治療にもかかわらず月間300人以上が来院されていることでも知られています。
治療の平均単価は1万円以上となっていることからしても、驚くべき数字を叩き出していることが理解できるのではないでしょうか。

今回、この記事では調圧法がどのような施術法なのか、北村剛史先生とはどのような人物なのか、施術家が調圧法を身につけるにはどうすればいいのかお伝えしていきます。

「調圧法」の施術法・やり方について

「調圧法」の特徴は、全身を一瞬で緩めることができるという短時間施術にあります。
しかもカイロプラクティックなどでみられるポキポキ鳴らすような力を伴う施術を行うこともなく、ソフトタッチでアプローチできる方法となっています。

そのため、患者さんの身体の負担をかけずに、調整を行うことができる方法として注目されるようになりました。

調圧法は、陰陽圧からその考えが生まれています。

調圧法における「陰陽圧」とは

陰陽圧とは、「陰」「陽」のバランス調整です。
「陰」と「陽」と言うと、みなさんもご存じの通り、「暗い・明るい」「冷たい・温かい」といったマイナスとプラスの要素のことを指しています。

例えば、施術において、このようなエピソードをお持ちではないでしょうか。
とても硬いこりをほぐすために、一生懸命に強い力でほぐしているものの、なかなか思うようにほぐれないということを。

一般的には硬いこりほど、強い力で揉みほぐす施術が行われています。調圧法を考案した北村先生においても、その一人でした。
しかしそのような施術では、そのときは良くなったように感じても、また同じような症状を繰り返すことになってしまい、患者さん自身が治らないと諦めてしまうのです。

このような状況を「陰」と「陽」で捉えてみると、硬いこりは「陽」であり、強い揉みほぐしも「陽」になります。
北村先生は陽を陽でアプローチした場合には、相互に反発しあうことを発見したのです。

硬いこりがみられている部位に、「陰圧」である引っ張る施術を実践してみたところ、陰陽のバランスが整って、硬いこりでも解消させることができたのです。
これが、陰陽圧のルーツとなっており、調圧法の大切な考え方となっています。

赤ちゃんからお年寄りまで安全な短時間・ソフトタッチが特徴

調圧法は陰陽圧の考えをもとに、短時間かつソフトタッチが施術の特徴となっています。
どのくらい短時間かと言うと、施術で実際に調整する時間は5秒程度。問診や検査などを含めても1分から数分程度となっています。
しかも、施術はソフトタッチですから、小さなお子さまでもお年寄りでもアプローチ可能となっています。

調圧法は「ロック」と呼ばれる3つのステップによって、患者さんの身体を緩めていきます。

1つ目のステップは可動域の固定
実際に施術が必要な部位の関節の可動域を検査して、制限がかかってしまう状態で固定してしまいます。

2つ目のステップは2点のチェック
1つ目の固定した状態で、症状の原因となっている2つの原因(捻れ)を見つけていきます。

さまざまな症状においては、互いに引っ張り合って拮抗している部位があると言われます。
その2点を見つけるために、身体のラインに着目して、捻れを見つけていきます。

この2点は経絡やアナトミートレインとも関連しているものですが、経絡上にないポイントも存在すると言われています。
調圧法の独自の方法によってこの2点を見つけ、施術していくのです。

3つ目のステップは2点どちらかを開放すること
この開放のことを「ロック解除」と呼んでいますが、症状の原因である歪みを解消させることができ、痛みやこり、可動域が改善されます。

このロック解除に必要となる時間がわずか5秒足らずと言いますから、一瞬のうちに症状を改善させることが可能になることが分かるでしょう。

「調圧法」で期待できる効果について

上記でもお伝えした通り、調圧法においては痛みやこり、可動域制限などを生じさせている2点を見つけ、瞬間的な施術によって症状を改善させることができる方法です。
そのため、筋肉の緊張を緩ませ、骨格の歪みを調整するために効果的な施術法であると言えるでしょう。

また、これらの調整によって、あらゆる症状の改善が期待されています。
小顔矯正姿勢の改善をはじめとして、頭蓋骨調整内臓調整などによって、免疫力を高めて、健康的な身体に戻すことも可能なのです。

そのため、施術家や治療家だけではなく、エステティシャンやスポーツトレーナーにおいても取り入れられるようになってきました。

「調圧法」を考案した北村剛史とは

北村剛史先生は、鍼灸師として埼玉県草加市にて「はり灸整体院ビ・プラス」を開業しています。
20年以上もの施術歴を持っていて、すでに施術実績は10万人以上であると言います。

2000(平成12)年に整体学校で学んだのちに2007(平成19)年に鍼灸師の資格を取得。2012(平成24)年に自身が経営する治療院を開設されています。

現在は治療の傍らで独自に考案した「調圧法」を全国の施術家や治療家に対して指導を行う活動も行っています。

『調圧法』を学んで施術で実践するには

北村剛史先生が考案した「調圧法」を学ぶには、
「調圧法DVD~全ての不調を2点のコリから改善する~」
「調圧法DVD VOL.2 調圧式軽擦法~さするだけで歪みや滞りを一気に改善~」を視聴し、実践してみることが効果的です。

軽擦だけで痛みやこりを取り除く手技療法を身につけることができ、他の施術院との差別化を図ることができます。
DVDにおいては、施術内容について分かりやすく丁寧に解説されており、さらに症状別や部位別の手技・テクニックについても公開されています。

しかも単なる痛みやこりに対する施術法だけではなく、「四十肩」「ヘルニア」「股関節痛」といった症状や「頭痛・片頭痛」「内臓疾患」「自律神経」などといった症状に対する施術についても解説されています。
つまり、全身のあらゆる症状に対応できるようになっていることが分かります。

また、特典として、実際の臨床場面も収録されていますので、見立てから施術まで、どのように取り組めばいいのか理解することも可能です。
ぜひDVDをご覧いただき、日々の施術にお役立てください。