こんにちは。
佐々木マニピュレーションドットコムの佐々木 繁光です。
★第二回目 「ギックリ腰」の基本的な操作法
このギックリ腰と言うものは様々なタイプがありますが、
今回は基本的な操作法をご紹介いたします。
問診を丁寧に行います。
①今までに大きな病気、手術、事故などの経験はあるか?
②今までにギックリ腰をおこしたことはあるか?
③ギックリ腰は今回で何回目か?
④どのような時にギックリ腰を起こしたか?
(例えば寝ていて起き上がった時)
⑤腰痛は何年前から感じていたか?
⑥今までのギックリ腰の時にどんな治療法を行ったか?
⑦どのような時がつらいか?
(座っている時など)
⑧どのような動作がつらいか?
(前屈がつらい時は腰椎5番に問題がある)
等々
①たいてい痛い方の側を上にして横になるのが楽なので、
マクラ等を用意して横向きになっていただきます。
(右が上の場合で説明いたします。)
②この状態で両膝を90°位に曲げます。
③腸骨綾とあばら骨の間の腸骨綾に近い部分の
「内腹斜筋」「外腹斜筋」「大腿筋膜張筋」などを
術者は人差し指、中指、薬指を使い緩めます。
④「両足を曲げて重ねた状態」
「右足だけを延ばして後ろに引いた状態」
「右足だけを曲げた状態で前に置いた状態」
「右足はそのままで今度は下の左足を伸ばした状態」
この4ポジションで筋肉を持続圧で緩めます。
(足を変えるのがつらい場合は第一ポジションの両膝を曲げて重ねた状態のみで行います。)
⑤次に「ディスクテクニック」を行います。
佐々木マニピュレーション法セミナーDVD<腰部・骨盤編>
https://sasaki-manipulation.com/dvd1/index_a.html
「ディスクテクニック」を
右側に痛みがある場合で説明いたします。
①患者さんに痛い方の右側を上にして
横になっていただきます。
(マクラ等を用意して横向きになっていただきます。)
②この状態で両膝を90°位に曲げます。
③術者はまず患者さんの背中側に位置します。
④術者は患者さんの右足を胸に引きつけるのが楽か
反対に後ろに移動するのが楽かを確かめます。
⑤前の方が楽な時はまず術者は左手の拇指で
患者さんの腰の痛い部分を探り、
少し圧を加え右手で患者さんの右ひざを抱え
楽な前に右ひざを少し動かしていただいて
スパっと瞬間脱力を患者さんにしてもらいます。
⑥これを3回繰り返す。
(後ろに引くのが楽な場合は後ろの動作で行います)
⑦術者は次なる圧痛点を探し
3か所ぐらいこの一連の動作を繰り返します。