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【橋本典之】軸

こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。

が身体にとってとても大切なことは多くの方がご存じかと思います。
しかし、この軸とはいったい何なのか?と質問すると
普通多くの人は、体幹の軸だと答えるはずですね。

それも当たり前の事だと思いますが。
私が良く言っている軸とはこの体幹とは全く関係のないことなのです。
軸というものは、自分の身体の中心線が
地球の中心に向かって伸びていくイメージなのかと思います。

軸というものは一方だけでなりたつものではなく、
回っているコマを思い浮かべてもらうと分かりやすいように、
上と下で真っすぐな直線が存在しているのです。
言いかえると宇宙と地球を貫いている軸という事になります。

私は良く「天と地」を貫く軸と言っています。
この一直線の軸は絶対不変の存在であり、
私たちの身体とも大きく関わっているように私は感じています。
回っているコマでも、この軸が崩れる時はコマが転ぶ時です。

人間の軸も傾き向き始めると、身体の骨格は崩れ始め、
その他諸器官も同様に崩れ始めると思っています。
地球上で生まれて生きるという事は、
この軸を無意識に感じてそれを保っているのでしょう。

これを保つことが出来なくなるような出来事があると、
痛みや違和感、その他病気が発症してくるはずです。
ではその保つことが出来ないほどの出来事とはいったい何なのでしょうか?

それは、人間の偏った使い方がその一つです。
右ばかり使っていたら間違いなく左右の差が現れ軸は乱れてくるでしょう。

もう一つはの使い方です。
論理的な思考である左脳ばかり使って、
直感的な右脳をあまり使わないとこれもまた左右の偏りが現れて
身体の軸は壊れていくように思います。

また軸は左右ばかりではありません。前後もあるのです。
悩みごとの多い人はうつむくことが多いですので頭は前に傾きます。
また考え事の多い人は上を向くことが多いので後ろに傾きます。
このような事でも軸は崩れてくるのでしょう。

それ以外でも、過去に囚われてばかりいると後方に軸は傾きます。
(過去は後ろにある)また未来に対して不安や恐れのある人は
前方に傾いてきます。(未来は前にある)
このように多くの事が人間に軸に関わっているので、
肉体を使っても、頭脳を使ってもどちらを使っても人間の軸は傾くのです。

という事は、お釈迦さまが言っていた中道という生き方が
軸を保つ最も重要な教えであり、
人を楽に苦が少なくてすむ方法なのではないかと私は思っています。

偏りのない思考と生き方こそ、人間が求めていかなければならないものであり、
その心理の中に人間が楽にいきていく方法が隠されているのではないでしょうか?
人間の身体は思考が主であり、身体は従であると考えます。
身体の軸は思考の軸によって影響されているという事です。

偏りのない思考を実践することが結果的に身体を健康に保つ方法なのです。
人間にとって偏りのない思考とは何なのか?
それは自分と他人という軸を保つ為の「他人を思いやる」という
「愛」の実践なのではないかと私は思っています。

私もこの実践をなるべく意識して生きていきたいものだと思います。

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