その他の手技

【橋本典之】心が疲弊する時代はすぐそこに

先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。

治療と癒しは違うのでは?
と多くの人は思っているかもしれませんが、
僕は同一線上にあると思います。

それは、身体の治療だけをしている人が世の中のほとんどで、
心だけの治療をしている人もほとんどだから、
そのことがよく理解されていないのだと思います。

心と身体の治療を同じようにやっていると、
同一線上という意味が良くわかります。

身体が良くなったからといって、
その人の人間関係やその他の生活が楽になるわけではなく。

また心が良くなって身体が楽になることも
生活が楽になることも長続きしません。

心と身体の繋がりをクライアント自らが理解して、
そこに身体や心についての理解が深まり、
様々なことに対して感謝が生まれることなくして、
本当の楽という事はないと思うのです。

心だけ、身体だけ、そこに存在しているのではなく、
一つの繋がりとしてそこにある存在しているという
理解が必要なのです。

治療家の中でも、その事が理解できて、
自分のやっていることに対して疑問を感じている人が
少しずつ増えているように感じます。

たとえ、分かっていてもすぐには変える事が出来なくても、
いずれ心の領域まで行って治療をしてみたい
という人の声も最近よく聞きます。

「身体を治すのは辛い」そう訴える先生もいました。
どうして辛いのか?
そう聞くと、彼は
「なんとしても結果をだそうと無理をしてしまう」
そう言っていました。

無理することはよくありません。
無理は無駄なエネルギーを使っていることになります。
だから疲れるのです。

自分のエネルギーを相手に上げているのかもしれません。
もしくは、相手の悪いエネルギーをもらって
上げているのかもしれません。

そのくらい、「無理」というのは
自分自身を疲弊させてしまうのです。

心が身体の症状を作っているという事を知れば、
その無理をすることがありません。

なぜなら心を変えるのは、
クライアント本人なのだからです。

我々はそれに対してアドバイスをして
背中を押すことをすればよいからです。

それに、辻褄を合わせるように痛みや症状を軽減しても、
それは一時的に過ぎないことも知っているから、
あえて無理して結果をだす必要が無くなるのです。

それよりも、その人の心が変われば、
必ず身体にも変化が起きるのです。
そして生活も楽になって行くのです。

そうすると、全ては自分が作り出している
世界だと知る気づきになるのです。

心が楽になると、いままでどうしても
治らなかった痛みが軽減して来る。

それを患者自身が経験して学ぶことで、
症状を作り出しているのは自分自身だと知り、
身体に負担の掛けない思考に切り替える努力を
皆さんしていくのです。

それが結果的に生き方を楽にするのです。
「心と体は一つなんだ」と知ることが重要なのです。

別々なものだという思考がそこにある限り、
痛みや症状からの回復は無いのです。
なぜならそれが真実だからです。

でも、痛ければ注射を打ったり、
むやみに薬でごまかしたり、
そんな人達が後を絶ちません。

そんな行為は僕も完全に否定はしません。
現実はなかなか厳しく、
自分の心を見るまでは行かないのでしょう。

だって一刻も早く職場に戻らなければいけない、
休んでなんかいられない、そんな世の中です。

でも、そんな世の中だからこそ、
本当に救いを求めている人がいるのも事実なのです。

今年は東京オリンピックも控えています。
ある実業家が言っていました。

「オリンピックをやったからと言って経済が良くなるとは限らない」

そうなんです。
もし景気が落ち込んだら、今よりもっと
精神的に疲弊した人たちが増えていくことでしょう。

経済的な余裕がないという事は、
当然心にも余裕がないはずです。

森に行って緑を見てリラックスしよう。
とか、静かに過ごして心と身体を休めよう。
などと言う余裕すらなくなってくるでしょう。

そのくらい目の前のことに向き合うだけで
精一杯になってしまうような気がします。

「心がますます疲弊する時代」
そんな時代がもうすぐそこに来ているように僕は感じています。

ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之


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