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【橋本典之】直観力

先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。

治療家にとって直観力が必要なのか?どうか?
おそらく多くの治療家は直観的に「これは・・こうだな」とか、「これは・・そうすれば治るな」等々、今までの経験を通して直観的に治療法や治療方針を決めていることだと思います。

治療家であれば、その直観によって治療の入口が決められ、その道に沿って治癒の方向性が決まるといってもいいでしょう。
早く良くなる又は良い方向へ向かうには、治療家自身の直観力にそのすべてがかかっていると言えます。

直観的に感じるという事は、ベースに経験はあるものの、本来は自分の思考を除いた、「なんとなくそう思う」と言ったような「理由はわからないがそう感じる」という漠然としたもののように僕は思っています。
もちろん、ベースとしての経験は必要なのだと思うのですが、その経験したことが100%正しいという保証はありませんから、その経験が逆に作用してしまうこともあるのかもしれません。

直観力とは、言い換えれば「ひらめき」のようなものです。
「ひらめき」とは突然沸き起こってくるもので、考えたから出てくるというものではありません。
どこからともなく、答えが降ってくるようなものです。

論理的に頭で考えることが好きな人には、あまり理解されないのかもしれませんが、極端な論理的な思考があると、直観力を遮ってしまう様に思っています。
治療家でも「これはこうだな」「こうすれば治るな」と、直観的に感じたとしても、その直観の後にすぐ「いや そうじゃないのかもしれない?」「やっぱりこうじゃないか?」などと自分を疑う気持ちが出てくるのです。

この自分を疑う気持ち、信じきれない気持ちが直観力を遮ると言えます。
ヒーリングの治療においては、触らないで身体の歪みやエネルギーの状態を瞬間的に判断しなければならないので、直観的に感じたままを素直にうけいれてヒーリングをしなければなりません。

直観を素直に受け入れてヒーリングを行うという事に、とても重要な意味をもっているのだと思っています。
直観は自我のないもの、疑う気持ちは自我そのものです。
自我は誰でも持っている、言いかえたら煩悩のようなものですが、苦しみを作り出す原因のようなものになります。
疑う気持ちでヒーラー自身のエネルギーは落ちていくのです。

先生自身に自我が生まれ苦しんでいる状態は、重いバイブレーションに包まれたような状態ですので、その先生から出てくるエネルギーも重いものになってしまうのです。
だから、直観的に何かを起こす方が、バイブレーションは繊細で質の良いものになっていくのです。

そういう意味でも、直観力というものは高次のエネルギーの力を持ったものなのだと思います。
そこに人間の思考を混ぜてしまうとその力が弱まってしまうというものです。

ですので、何か「直観的に感じるとか、直観的に行う」というものは、疑う気持ちが湧き出る前の生まれたばかりの思考なのではないでしょうか。
その生まれたての直観を信じていくことで、「お任せ」の力が増大していくのだと僕は思っているのです。
直観力を研ぎ澄ませていくと、治療はどんどん楽になっていくのです。

ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之


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