腰の手技

【佐々木繁光】腰椎5番の調整法

先生、こんにちは。
佐々木マニピュレーションドットコムの佐々木 繁光です!

施術に関して、様々な発見等がありますので、改めて過去のDVDの要点、注意点、どのような症状に使えるかなどを記載してゆきます。
まずは、佐々木マニピュレーション法セミナーDVD第一弾<腰部・骨盤編>です。

「腰椎5番の調整法」

最初に、どのような症状に使えるかを列挙してみましょう。

股関節症(股関節が硬い方)

これは頸椎一番の操法と組み合わせて用いると相乗的に効果があります。

顎関節症

これも頸椎一番の操法と組み合わせて用いると相乗的に効果があります。
ということは顎関節と股関節は密接な関係にあるということです。
もちろん顎関節調整法も行います。

膝の痛み

腰椎を整えると膝の具合もよくなります。
その後に膝に関する操作法を行えば相乗効果が得られます。

一般的な腰痛

注意点はギックリ腰には用いない方がよろしいです。
矯正の形になりますので余計痛くなる可能性があります。

これを行う上での注意点の一つは、腰椎一番~腰椎5番の検査法と操作法とは一緒にしてはいけません。
ですから、腰椎5番の検査法を用いた結果でこの腰椎5番の操作法は行わないでください。
全く別物と考えた方がいいです。

次に検査はうつ伏せになっていただいて、股関節の開きやすい方を良側とします。
操作法は良側から行います。
(順番を間違わないように)
もちろんうつ伏せができない場合は行えません。

検査結果が出たら操作する側に顔を向いてもらいます。
(顔が向きにくかったり、腕が上がらない場合は楽な姿勢で操作をします。)

次に向いている方の手を顔の前に置いてもらいます。反対の手は手のひらを上にして体側に下げます。
(手の平が下を向いていると力が入り効果が減少します。)

次に大切になってくるのが腰仙関節の位置がわかるかです。
左右の腸骨稜を結んだラインが腰椎4番です、その2つ下が腰仙関節となります。
左側を操作する時は左側、右側を操作する時は右側の棘突起を親指で把握します。
注意点は抑えた親指を緩めないことです。
緩んだらもう一度やり直してください、効果が半減します。

もう一つは操作する時の立ち位置、ご自分のポジションです。
ご自分が安定しませんと操作がやりにくいばかりか、ご自分の体に歪みを生じます。
しっかりとした体勢を作りましょう。

もう一つ大切なのは、ビフォー・アフターを大切にしてください。
何かと言いますと、患者さんに自覚してもらうために大げさにアピールするのです。

例えばビフォー、検査ですね、「股関節がこのように開きにくいですよね!」とか、アフター再検査ですね、「さっきと違って、こんなに股関節が開き安くなりましたね!」とか、必ずアピールを行ってください。
この間も来院なさった時には仰向けの状態で起き上がれなかった方が、施術後は簡単に自分でおきあがっていました。
無意識に起き上がったので私は即座に「今ご自分で起き上がれましたね!」と言ったのです。
そして初めてご自分の力で起き上がれたことに気が付いて感動していました。
伝えてあげないと良くなったものが当たり前になってしまうのです。

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