肩・背中の手技

堀和夫の『4DS』とは~今までの姿勢の常識を覆した注目される理論

堀和夫の『4DS』とは~今までの姿勢の常識を覆した注目される理論

堀和夫先生の『4DS』と呼ばれる理論が注目されています。

これは、健康を維持するためには「正しい姿勢」が大切であるというものですが、この「正しい姿勢」が今までの姿勢の常識を覆しているのです。
いつまでも続く不調は、この間違った姿勢によるものだと堀先生は指摘されています。

堀和夫先生のプロフィール

堀和夫先生は、独自の施術法である「4DS」によって、手技療法業界から大注目されている施術家です。
アメリカのライフユニバーシティー大学においてドクターオブカイロプラクティック(D.C)の資格を取得、帰国後に岡山県で施術院、鍼灸院を開業されています。

堀先生の手技療法の特徴は、アメリカで学ばれた「ディバーシファイド」「ニーチェス」「ガンステッド」「SOT」などといった、テクニックがベースになっていることです。

堀先生は、健康に関する情報が溢れかえっている現代においても、体の不調を訴える人が多くいる原因の一つに「姿勢」があると指摘しています。
正しい姿勢は健康を築くうえで重要な要素ではありますが、私たちが考えている正しい姿勢と本当に正しい姿勢の認識が異なっているというのです。

そのため、身体を健康にする正しい姿勢とはどのような姿勢なのか、誤った認識を正すために独自の施術法である「4DS」の普及活動に取り組まれているのです。

『4DS』とは

『4DS』は私たちの普段の姿勢に着目したもので、『4DS姿勢分析』と呼ばれる独自理論による手技療法なのです。
CBP(Chiropractic BioPhysicsカイロプラクティック・バイオフィジックス) という理論をベースに、独自理論を提唱されました。

それは、手技療法のテクニックだけではなく、整体物理学や解剖学、量子力学などあらゆる分野が融合されているもので、その理論を姿勢にフォーカスしたものであると言えます。

私たちは一般的に正しい姿勢を「胸を張った状態」のことをイメージしますが、この状態で過ごしていても、気を抜くとすぐに元の背中を丸めた状態に戻ってしまいます。
つまりこれは、正しい姿勢が緊張した状態であり、むしろ全身状態を良好に維持するためには不都合であると言えるのです。

『4DS姿勢分析』とは~効果的に4DSを学ぶには

4DSで重要視していることに「姿勢分析」があります。
姿勢分析とは正しい姿勢に導くための方法になりますが、胸を張って背筋を伸ばすといった一般的に語られている正しい姿勢とは異なります。

本当に正しい姿勢とはどのようなものなのか、また『4DS』を効率的に学ぶにはどうすればいいのかお伝えします。

4DS姿勢分析とは

姿勢は私たちの健康に大きな影響を与えることが知られています。

悪い姿勢のままでいると、骨格に歪みや変形を生じさせ、関節や周辺筋肉、神経などに悪影響を及ぼし、血流やリンパの流れを滞らせることによって痛みやコリ、痺れなどが現れるようになります。
そのまま放置していると、頭痛や自律神経の乱れなど二次的な症状も引き起こすことになってしまいます。

このような姿勢に関する知識は、施術家であれば誰でも知っていることです。

ただ、堀先生の4DSにおいては、

背中を真っ直ぐにして胸を張る姿勢
猫背や巻き肩の姿勢

に関して、一般的な常識とは違う見解を持っておられます。

つまり…

背中を真っ直ぐにして胸を張る姿勢が正しい訳ではない
猫背や巻き肩の姿勢が悪い姿勢であるとは言えない

ということなのです。

そもそも背中を真っ直ぐにする「気を付け!」の姿勢は緊張感がある姿勢ですから、身体に優しい姿勢ではありません。

また、実際にレントゲンによって背骨を観察してみると、私たちの背骨は緩やかなS字によってカーブを描いていることが分かります。

つまり、「猫背」であるということ。
人間の本来の姿勢は猫背であるということが言えるのです。

そのため、猫背とはどのようなものを指しているのか、しっかりと定義付けしておくことがとても重要になります。

このように、施術家であるとしても「正しい姿勢」というものがどのようなものなのか、分かっていないことが多いのではないでしょうか。

理想的な姿勢とは

上記を読んでみて、確かに一般的に言われている正しい姿勢に対して、疑問を持つのではないでしょうか。

背骨は明らかに緩やかなカーブなのに、なぜ背筋を伸ばす姿勢が正しいと言われるのか、この疑問に答えられる施術家は多くないでしょう。

背骨が緩やかなカーブを描いているのは、重い頭を支えるためであると言われています。

頭の重さは体重の1/10程度であると言われていますから、体重50㎏であれば頭の重さはおおむね5㎏程度になります。
この重さを支えるためには、背骨を湾曲させて衝撃を吸収させているのです。

つまり、身体に負担をかけない姿勢は、この緩やかなカーブを描いた状態で維持することが重要であると言えます。

しかし、そのような姿勢を「猫背」と呼んで、悪い姿勢の典型例であるように語られています。

ただ、先ほどもお伝えした通り、私たちの身体は背骨を緩やかなカーブを描くことによって、重い頭を支えることができます。
重要な点は、背筋を真っ直ぐに伸ばすことではなく、最小のエネルギーで維持することができる「重心点」「重心線」を理解しておくことが必要なのです。

私たちの姿勢が、この重心線・重心点を外したままにしていると、身体がどんどん歪みを生じさせてしまい、結果的に腰痛や肩こり、膝痛などを引き起こしてしまうようになるのです。

堀和夫の『4DS』を効率よく学ぶには

堀和夫先生の『4DS』を効率よく学ぶには、『姿勢革命4DSセミナーDVD』『4DSストレッチ革命セミナーDVD 身体能力をあげるストレッチ ×秘孔をついて身体を変える~人間本来の動きを考えた手技とは~』を視聴することをおすすめします。

この中では、背筋を伸ばす姿勢を行うと呼吸が浅くなり、肩こりや腰痛、頭痛などの原因となることについて言及されています。
そのうえで「理想的な胸椎の角度」「背骨の角度」などが提示されており、正しい姿勢を理論的に学ぶことができます。

また、アメリカで学ばれたカイロドクターとしての手技療法についても、しっかりと紹介されています。
かなり詳しく丁寧に解説されているために、実際の臨床の現場においてもすぐに活用できるテクニックとなっています。

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