先生、こんにちは。
茨木英光です。
ダイエットで何を一番最初にすべきなのか気になるでしょうから、結論から申し上げますね。
それは、「眠ること」ということになります。
では詳しく見ていきましょう。
痩せたい、スリムな体型になりたいと思っている方は多いと思います。
ダイエットと聞いて、思い浮かべることと言えば運動、カロリー制限ではないでしょうか。
実行してみたけど続かない、効果が出ないという経験をした方というのは本当に多いと思います。
なぜ効果がでないかというと、脳が太っているからなのです。
もう少し詳しく言うと、脳細胞に脂肪が溜まっているのです。
お腹の脂肪よりも先に、この脳細胞の脂肪を除去しなければならないのです。
神経というのは神経細胞と軸索、それと末端の神経終末から構成されています。
毛根の付いた髪の毛に似ています。
神経細胞の中には核の他に分泌物を作るゴルジ体やタンパク質を合成するリボゾームなどの小器官も存在しています。
そのほかに脂肪の塊である脂肪滴というのもあります。
普段からカロリーオーバーな食事を続けていると、過剰な栄養分が血流に乗って脳細胞に取り込まれて行きます。
お酒を飲んで酔を感じるのは、飲んだ直後から分かります。
なので血流というのは想像以上に速くて、あっという間に食べた栄養というのは脳細胞に届くようになっています。
脳細胞に届いた栄養は脂肪滴に蓄えられて、考え事や細かい手作業や運動など、あらゆる脳の活動をする際に使われています。
しかし栄養が過剰だと、この脂肪滴が段々と肥大化してきて、脳の神経細胞の中心にあった核が端へと追いやられていきます。
こうなると神経活動が正常に働けなくなり、物忘れや手先の器用さが低下したりしていきます。
また、食事をするというのは、単に栄養を補給するだけでなく、幸せを感じる大事な行為でもあります。
おいしい、楽しい、逆においしくないなど、そこには記憶も同時に脳に入って来ることになります。
高齢者の脳を解剖すると、この脂肪滴が酸化して脳細胞が黄色く変色しているのです。
なので食べすぎが習慣化しているということは、脳細胞に過剰な栄養を送り続けて脳の老化を早めてしまっています。
潜在意識とは、この脂肪滴の蓄積のことなのかなと最近は考えています。
脂肪滴が大きくなって行く際に、
「自分は太っていてかっこ悪いな」
「痩せないのは体質だから仕方がない」
「もっとキレイな体型だったら恋愛もいっぱいできていたかもしれないのに」
このような様々な感情が脂肪滴の蓄積と共にその神経回路のシナプスが形成されていくのです。
ダイエットを開始する際にはこの脂肪滴の中身を放出させなければなりません。
脳が痩せていない状態で運動やダイエット食などを頑張っても情報多過となって効果が出ないのです。
「もっと食べたいのに我慢するのは辛い。」
「あの人は努力せずに痩せているのはうらやましい。」
「できれば努力せずに痩せたい。」
運動や食事制限をすることでこれらの情報・感情もどうしても入力されてしまうのです。
なので「生活習慣を変えるのは脳細胞内の掃除をしてから」
これが何よりも大切な事となるのです。
頑張れ頑張れって言われると辛いですが、まず眠ることなら敷居が低くて取り組みやすいので人にオススメしやすい方法だと思います。
自分でこの方法を実践してみたら一気に体重が落ちました。
そして食の好みも無理なく変化することができました。
まだまだお話したいことが続きそうなので、その実践的方法は次回にお話いたします。
ありがとうございました。
茨木英光