今日のテーマですが横文字がならんでいますがなんとな~くわかっていただけると思います。
もうちょっと補足して意味をお伝えすると、「治療家のみなさんの今後の人生で起こりうることを想定してそれに対して準備をしておきましょう!」ってな感じのものです。
でも、思いませんか?
そんなの「大きなお世話」って(笑)
はい、そういうふうに感じられることも想定内でございます(^^)
ただ今回のテーマは、大きなお世話と言われようが絶対にお伝えをしたい
内容ですし聞いていただきたいことです。
ですから必ず最後まで是非読んでいただければと思います。
まず今日のテーマをお話する前に数ヶ月前にある治療家の先生から連絡いただいた内容を先にお話したいと思います。(仲良くしていただいている先生です)
その先生からの連絡ですが要約すると・・・、
「脳梗塞で手術そしてそこから入院してようやく自宅療養になって改善してきているがまだ治療院を再開できていない・・・」
という内容の連絡だったのです。
いつも元気で豪快にお酒をのむ先生で脳梗塞のような大病とは無縁だと思っていた先生からの連絡に、お話を聞いた後少しの時間ショックすぎて何もできない状況になりました。
基本的には治療家というものは身体のことを熟知し常日頃からいろんな健康法を実践している側にいる人達だと私は思っています。
でも、「医者の不養生」という言葉もありますから自分は大丈夫だろうという過信もあるのかもしれません。(その先生のことではないです)
どちらにしても治療家でも同じ人間として様々な病気のリスクがあることをその先生からの連絡であらためて感じたのです。
さて、このお話を聞いて先生にここで1つ質問をしたいのですが、「先生はいつまで施術を続ける予定でしょうか?」
「突然なんやねん・・・(大阪弁)」とお思いになったかも知れませんが結構重要な「問い」かと思うんです。
おそらくですが、20代、30代の先生なんかはそんなことあまり考えたこともないかもしれません。
40代、50代の先生は少し考えられている先生が増えてくると思います。
60代以上の先生は知り合いや友人の方々が引退や定年退職する年になってくるので身近なお話になっているかもしれません。
でも、全年代を通して、
「予定なんて考えてもいない」
「そんな事考えても意味がない!」
「気の向くままでいいんじゃない?」
って思っておられるんじゃないでしょうか。
私も24歳から治療院を開院しましたから30代の半ばごろまでは、「治療をしながらそのまま死んでいく・・」みたいなことを冗談でもなく超真面目に妻に言っておりましたが、今はそんなことは全然思いませんし、そのようにも言ってません。
話を元に戻します・・・・、
さきほどの最初の質問で●●才までとか、引退の年を考えていないという先生にあらためてお聞きしたいのですが、それではその歳もしくは自分が死ぬまでずっと施術を続けられるとお思いでしょうか?
前述した脳梗塞で手術された先生はまだまだ施術ができるご年齢であり、「まさか自分が脳梗塞に・・・」と思われているんじゃないかと思います。
そうなんです・・・、
「人生はほんとに何が起こるかわからない」
だから施術(仕事)を続けていくという前提は「薄氷の上を歩くが如く弱くて脆いものである」ということなんです。
「だったらそもそも施術をやめる時なんか考えても意味がないじゃない!」ってお声が聞こえてきそうですが、そうではなくて、だからこそ・・・、
1つの節目のようなものを設定したりある程度の目標地点なんかを設定して、さらには起こる可能性のある出来事に対してはあらかじめシミレーションや計画をつくり、できるだけの想定をしておくということが大事なんです。
私達治療家は経営者でありながらもほとんどの先生は自分の腕1本で治療院の経営を支えています。
ご結婚されて世帯をお持ちでお子さんがいる先生ならばご家庭も含めてその腕1本で支えていることになります。
もちろんそれぞれの先生にはそれぞれのご環境がありますし、いろんな事情というものもおありかと思いますがどんなご環境、どんな事情があっても、「ライフプランとリスクヘッジ」が絶対に必要かと思っています。
それでは、「治療家のライフプランとリスクヘッジは具体的にはどうするの?」となりますが、まずは生きていく上で絶対に必要なもの・・・、
そうです・・・「お金」ですね。
ライフプランとリスクヘッジに関しての切り口はここからが一番わかりやすく、シミレーションしやすいかと思います。
長くなってきたのでまた来月のメルマガでふみこんで詳細をお伝えしたいと思いますが、「お金」のライフプランなどで一番最初に決めるのが、「65歳の時に自分の手持ちのお金はどのくらいもっておきたいですか?」というものです。
なぜ65歳なのか・・・・、
金融庁のある報告書で、「老後の30年間で2000万円が不足する」という報告書がでてきた問題・・・、
覚えておられますでしょうか。
「だったら老後で何も働いていない時点で2000万円をもっておかなければいけない!」ということでも話題になりましたよね。
この時のモデルケースが夫が65歳以上、妻が60歳の無職世帯でした。
そして65歳というのは現時点での公的年金受給年齢です。(治療家の先生の多くは国民年金になります)
そういうことから65歳というのは現時点で1つの節目としては機能はすると思います。
もちろん医療などの発達により人生100年時代と言われていますから65歳の設定は人生でもかなり早い段階になるかもしれません。
でも人生100年時代だからこそまだまだ先が長くなるわけですからこの65歳という年齢が重要になります。