先生、こんにちは。
佐々木マニピュレーションドットコムの佐々木 繁光です!
この「肘の調整法(肘内障の操法)」というのは
接骨のテクニックの肘内障(子供の肘が外れた時のテクニック)を
私が大人用に開発したものです。
「肘」は平田蔵吉先生の「平田氏反応帯」によると
「足首」に関係しますので
「肘」を調整することで「足首」が柔らかくなります。
反対に「足首」を調整すると「肘」が楽になるという事です。
この「肘の調整法」は大きく分けて
5種類から構成されています。
この「肘の調整法」は力任せに行うものではなく
術者は患者さんの状態に合わせて行ってください。
この「肘の調整法」は「肩こり」「首のこり」等の症状に有効な操法です。
それでは「検査法」と「操作法」の説明に移ります。
「検査法」
まずは肘の調整を行う前に
骨折等がないかを患者さんに確認します。
肘の可動域を検査します。
「新・一瞬整体」の動診法を
操作の前後に行うことで
肘と身体の関係がわかってくると思います。
「操作法」
右肘で説明いたします。
「操作法その1肘内障(患者さんに腰かけていただき行います。)」
- 幼児~小学校年少まで対応
- 術者は患者さんの橈骨頭(上腕骨と橈骨の関節)を
左手の親指で圧迫する。 - そして術者は右手で患者さんの右手首あたりを持って
回外させて肘関節を肩の方向に素早く屈曲させる。 - この一連の動作は一回で終わらせる。
「操作法その2※操体法(患者さんに腰かけていただき行います。)」
- 小学校高学年以上に対応
- 術者は患者さんの対面に位置する。
- 術者は患者さんの右肘の関節のところを左手で把握した状態で
術者は右手で患者さんの右手首を他動的に回内と回外の方向に
動かしてみます。(患者さんの肘を伸ばした状態で行います) - もし患者さんの右手首が回内の方向に動かしやすかったら
術者は患者さんに右手首を回内の方向に動かしてもらい
術者はそれに対して若干の抵抗を加えて2~3カウント後
瞬間的に力を抜いてもらいます。(回外が楽だったら反対となります)
(スパっと言ったら力を抜いてくださいと打ち合わせをしておきます) - この一連の動作を3回繰り返します
「操作法その3」
- 小学校高学年以上に対応
- 術者は患者さんの対面に位置する。
- 術者は患者さんの右肘の関節のところを左手で把握した状態で
術者は右手で患者さんの右手首を
他動的に曲げる方向と伸ばす方向に動かしてみます。 - もし患者さんの肘が曲げる方向に動かしやすかったら術者は患者さんに肘を曲げる方向に動かしてもらい
術者はそれに対して若干の抵抗を加えて
2~3カウント後瞬間的に力を抜いてもらいます。
(伸ばす方が楽だったら反対となります)
(スパっと言ったら力を抜いてくださいと打ち合わせをしておきます) - この一連の動作を3回繰り返します。※この操作法のその2とその3は「操体法」の理論を応用しています。
「操作法その4」
- 小学校高学年以上に対応
- 術者は患者さんの対面に位置する。
- 術者は患者さんの右肘の橈骨頭のところを
右手の親指以外の4指先で肘の後ろから把握します。 - 次に術者は左手の平で患者さんの右の手の甲を把握して
患者さんの手首を回内させ少し患者さんの右肘を他動的に曲げます。 - この状態から術者は患者さんの右肘を瞬間的に軽く伸ばします。
強く伸ばすと肘を痛める可能性がありますので
治療家はお互いに練習をしてから対応してください。 - この一連の動作を3回繰り返します。
「操作法その5(ニューテクニックです)
(患者さんに仰向けに寝ていただき行います。)」
- 小学校高学年以上に対応
- 術者は患者さんの右側に位置します。
- 患者さんには力を抜いてもらい手のひらを上にしてもらいます。
術者は左手の人差し指の付け根を患者さんの右橈骨頭を上から圧迫します。 - 術者はこの状態から患者さんの右手首あたりも持って
回外させて患者さんの肘を90°に曲げ術者は左手は下、
右手は上の方向に瞬間的に動かします。 - この一連の動作を3回繰り返します。
*注意点等
「肘の調整法」はやはり力任せに行うと痛いですから
慎重にゆっくりと痛くないように操作してください。
その他様々なDVDがあります。
下記でご確認してください。