先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。
気に食わないことがあってついイライラして怒ってしまったり、相手に本当の事を言われてむきになって言い返してみたりと、自分に都合の悪いことが起きると誰でも心が乱れてしまいます。
乱れた心の状態は、自律神経を乱し、内臓の機能を低下させ、筋肉や骨格の歪みも作り、いずれ病気に発展していくことになるのです。
こころが乱れるというのは、実際にはそう簡単に起きるものでも、頻繁に起きるものではないと思っています。
感情の乱れが起きることと、心が乱れることは全く違いますから、感情が乱れていても心が乱れたとは限りません。
こころはもっと深い場所にあると言っていいでしょう。
トラウマのように記憶の奥にしまい込まれたようなものは、その際に感情の乱れが起きて、その後、心が乱れるという事が現象で起きているのです。
だからトラウマという特殊な結果として定着されてしまうのでしょう。
では、どうすれば乱れたこころを整えることが出来るのでしょうか?
それには、まず自覚することです。
「今、自分はこころが乱れているな・・」
そう思う事で冷静さがでてきて、客観的に自分自身を見えるようになり、それこそが理性をもって自分を観察していることが心を乱さない方法の一つと言えます。
こころの乱れると、人は冷静に自分を見たり、コントロールすることが出来なくなります。
そうなると、ストッパーが外れたように怒りのエネルギーがあふれ出し、自分のキャパ以上のパワーを放出することになります。
それは言いかえると、壊れそうなエンジンに対して、どんどんとガソリンを送り込み、エンジンに負担を掛けているようなものです。
それではエンジンは何時か壊れる事になるでしょう。
想像がつくと思いますが、人間の身体も同様にこころが乱れた状態で生活していると、身体のいたるところに不具合が起きて、いずれ身体は壊れえてしまい、動かなくなってしまう事でしょう。
こころが乱れた時に、自分の身体の機能すべてが操縦不能にさせるのではなく、一部だけでもコントロールできるような状態にするのです。
そうならない為にも、心が乱れパニックになった時は自分をもう一人の自分で眺めるような感覚を持つことが重要です。
こころが乱れているときに、自分を俯瞰してみるという行為は、なんだかおかしいように感じます。
自分をもう一人の自分が見ているわけですから、もう一人の自分はその行為を見て笑ってしまうかもしれません。
また、こんなことは止めて家に帰ろうと提案するかもしれません。
そのように自分を俯瞰してみる自分というのは、別の心を乱しているときだけでなく、普段からそのような「もう一人の自分」を用意しておくようにすると良いかもしれませんね。
こころを乱さないようにするためには常に冷静な自分を傍において、客観的に自分を観察して、冷静な自分でコントロールすることを心掛ける事です。
ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之