腰の手技

【松本恒平】尿漏れの矯正

先生、こんにちは。
関節アングル整体癒楽心体療法松本式内臓施術メソッド代表の松本恒平です。

骨盤矯正は難しいと感じていますか?

私自身、カイロプラクティック・オステオパシーもやってきたので巷で見かけるストレッチ方式、マッサージ系の骨盤矯正をどうしても解剖学的に見ても、運動的、関節的に見ても効果が無いと感じています。

骨盤病変について

骨盤部では、腸仙関節運動と言い、腸骨の仙骨に対する動きで前方、後方への回旋運動と剪断があります。

恥骨運動は恥骨結合でおこり、剪断、捻転(歩行に伴う動き)カリパー(仙骨の屈曲伸展に伴う動き)で起こる事があります。
仙腸関節運動は仙骨の腸骨上の運動、動きは屈曲伸展、回旋、片側屈曲、捻転があります。

これらの動きをまず問題があるかを見ないといけないのです。
そうしないと適切な矯正はできません。

腸仙関節運動、仙腸関節運動は受動的な動き

腸骨の間にある仙骨を直接動かす筋肉はないですよね。
つまり、仙骨は、重力、慣性、脊椎運動による弾力性で動きます。
同様に、仙骨に対する腸骨の運動も重力、慣性、下肢からの弾力によって動かされます。

しかし!!!

そうは言っても、筋肉だけというわけにはいかず実際には、膜があります。
ここの膜は、靭帯も指します。

膜自体の不具合によっても骨盤はずれます。
腹膜の問題でもズレます。

ただ、人間は、関節も見過ごせないのです。
1~4度しか動かないとは言え関節は動くのです。

実際に尻餅をつけば剪断をします。
仙腸関節自体の関節矯正すると可動性は可動性は変わり良くなります。

もちろん、ここでは刺激をいれるので神経伝達によって、Ib線維の抑制によって骨盤も動くと仮定はできます。
ただ、骨自体がずれたのであれば直接、矯正はする必要はあると思います。

人間が、テンセグリティモデル、構造物、建物に例えられますが構造物の鉄骨がずれたにもかかわらず周りの壁(ここでは筋肉)ばかりさわる職人いませんよね?
でも、治療家はそれをするのできちんとした体の構造を理解できていないように感じます。

恥骨のせん断の問題

おねしょ、尿漏れも恥骨のユガミに関わります。

しかし、恥骨はあくまで結合部。
実際に治療するとなると仙腸関節です。

関節部は後ろしかありません。
通常は、仙腸関節の調整をする事で恥骨結合は矯正できます。

本当に問題があれば恥骨が上方変位、下方変位しているかチェックが必要です。
その方向を見つけたら、上方なら下方へ、下方なら上方へ矯正する必要があります。
時として離開して外に広がるようなら、それは、圧縮して閉じる方向に矯正が必要です。

仙骨の矯正

尿漏れ、おねしょは、仙骨と腰椎です。

これらの神経支配に関わる椎骨を探し、そこに対して、一段抜き、OWTなどをしていきます。

仙骨は椎骨と同じようにゆがむので、屈曲、伸展、回旋、側屈のどのゆがみをおこしているのか?
チェックしてから、矯正を加える必要があります。

足首のユガミが骨盤のゆがみに関わる

足首の踵のユガミがあると、仙骨部がゆがみます。
他は、手の手根骨がゆがんでも仙腸関節がずれてしまいます。

また、側頭骨、後頭骨のユガミも仙腸関節のゆがみに関わるので、このあたりに硬さ、ゆがみが無いかをチェックしていく必要があります。

ぜひ、恥骨の矯正、骨盤矯正を実際にしてみてくださいね。

本日も読んでもらいありがとうございました。

関節アングル整体
松本 恒平


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