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テーピングの必要性が高い指の症状~指に対するテーピングの必要性

指に対するテーピングの必要性

プロスポーツ選手をみると、指をはじめとして身体にいたるところにテーピングが施されているシーンをみかけることがあります。
これは、すでに何らかの外傷を負っているために保護を目的として使用している場合や外傷を負わないための予防目的としてサポートしていることもあります。

特に指は、スポーツによってもっとも外傷を受けやすい場所であるため、日常生活においても手をついたり、物を取ったりするシーンにおいて突き指をするようなこともあるでしょう。
また外傷の程度によっては、緊急的に応急処置が必要となる場合がありますので、そのようなシーンにおいてはテーピングによる処置がとても有効なのです。

このようなことからしても、テーピングテクニックはとても重要であると言えるでしょう。

ただ、外傷によってテーピングの方法は変わりますし、またスポーツ時の予防目的の場合であればテーピングの種類を選ぶことも大切になってきます。
強い固定が必要となる場合や、ある程度の関節の動きが必要となる場合もあるからです。

そのため、症状や状況に応じたテーピングの方法を学ぶことが重要であると考えます。

テーピングの必要性が高い指の症状

指は身体のもっとも末梢に位置している部位ですから、スポーツ時をはじめ、生活のあらゆるシーンで外傷を受けやすい部位であると言えます。
また、パソコンやスマートフォンを使用する機会が多くなりましたので、指を酷使することによって炎症を引き起こす方も多くなっています。

そのため、症状に応じたテーピングがとても有効であると言えるでしょう。

突き指

突き指は、特に球技などのスポーツ外傷においてよくみられる症状です。指を曲げたり、伸ばしたりする際に痛みが生じるのが特徴となっています。
一般的には冷却と同時に、テーピングによる固定によって保護されることになります。

ただし強く固定しすぎてしまうと、血行障害を引き起こしてしまうことがありますので、指先の色が変わらない程度の強さで巻いていくことが重要です。
曲げると痛みが生じる場合には曲がりすぎないように指関節の外側でテーピングをクロスさせ、伸ばすと痛い場合であれば指関節の内側でテーピングをクロスさせることがポイントになります。

ばね指

ばね指とは、指の付け根部分に痛みや腫れが生じる症状のことを指しており、更年期や出産前後の女性に多くみられます。
指の使いすぎが一番の原因であると考えられており、指の付け根部分の屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症がみられるのが特徴です。

基本的には安静にして保存療法のためにテーピングが用いられます。
親指の付け根に炎症がみられることが多いですが、指から付け根部分にまでしっかりとテーピングしていきます。

骨折

指は身体のもっとも末梢にあるために、もっとも骨折しやすい部位であると言っても過言ではありません。
骨折の状態によっては手術が必要となることもありますが、骨を形成させるためにテーピングで固定されることになります。

ただし、安易に固定してしまうことによって、関節の動きに制限が残ってしまったり、骨が正しく形成されないために変形してしまうことがあります。
そのようなことになってしまうと、骨折は治っているのに指が使えないということにもなりかねません。

そのため、骨折時のテーピングは正しい方法で施す必要があり、治療の目的は元通りに使うことができることがゴール地点にならなければなりません。

ドゥゲルバン病

ドケルバン病とは「狭窄性腱鞘炎」と呼ばれることもあり、手首の親指側に炎症を引き起こし、痛みが生じるようになるのが特徴です。

原因として考えられるものには「親指の使いすぎ」が挙げられます。
女性に多い症状であり、出産前後や更年期、手を酷使するスポーツ選手に発症します。

手首の親指側には腱鞘とそこに通過している腱がありますが、親指を使いすぎることによって腱に炎症が起こってしまい、腱鞘部分でスムーズに動かなくなってしまいます。
そのような状況で親指を外側に動かそうとすると、強い痛みを感じてしまうのです。

ドケルバン病に対してテーピングを施す場合には、伸縮性のあるキネシオテープを活用し、親指から手首にかけてテーピングで固定していきます。

腱鞘炎

腱鞘炎とは手首や指の使いすぎによる症状のことを指しており、上記でご説明した「ばね指」「ドケルバン病」は腱鞘炎のひとつの症状であることが知られています。
腱鞘炎の「腱鞘」とは、「腱の鞘(さや)」という言葉からもお分かりになる通り、腱が通っている部分であり、滑車のような役割をもっています。

指を使う際には、腱がスムーズに腱鞘を通っていますが、使いすぎてしまうと腱鞘に負担がかかりすぎてしまい、腱鞘が炎症を引き起こし肥厚してしまうのです。
腱鞘が肥厚してしまうと、腱がスムーズに動かなくなってしまい、ついには動かす際に痛みが生じてしまいます。
これが腱鞘炎のメカニズムです。

近年ではパソコン作業によるものや、スマホの使いすぎによって腱鞘炎となるケースが増えてきています。
そのため、痛みは抑えながら安静を保持することができるテーピングが効果的な治療法であると言えます。

指に対するテーピング方法を学ぶ必要がある理由

上記において何度もお伝えしている通り、指はもっとも外傷を受けやすい部位ですから、>施術家にとってテーピング方法を熟知しておくことはとても重要なことであると言えます。

特に、スポーツ外傷については一般の治療とは異なり、スポーツをし続けるという前提が伴いますから、高いスキルを持った施術家がこれからは選ばれるようになるのは間違いありません。

いま高齢化社会となり、介護予防を意識してスポーツに取り組む高齢者も多くなりました。
しかしやみくもにスポーツに取り組むことによって、スポーツ障害を負ってしまうリスクはどうしても高くなってしまいます。

そのため、スポーツ障害に対するニーズはこれからさらに増していくことになるでしょう。

ただ、スポーツ障害に対するテーピング方法をどのように学べばいいのか分からないという施術家も多いのではないでしょうか。

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