先月に引き続き「治療家のライフプランとリスクヘッジ」についてお話をしたいと思います。
前号の記事をみていない方はこちらから読んで下さい。
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さてさて、ここからは全員前号を読まれたという前提でお話ししていきますね。
治療家のライフプランとリスクヘッジに関しては具体的には「お金」からまずは考えていくことが切り口として最適であることを前号でお伝えしました。
そして65歳までにいくらのお金をもっておきたいかという目標額を決めましょう!
というふうにもお伝えしました。
ここの目標額ですがなかなか決めれない先生はズバリ「ほしい金額」で良いと思うのです。
人生どのようになるかわかりませんから65歳からのお金の使い方で必要な額なんて全く変わってきますし正解なんてありませんからね。
でもその金額で決めたならばそこからすべての逆算がはじまっていきますからとりあえずでも良いので決めてもらえばと思います。
さて、次にすることですが、今の先生が持っている資産をならべて時価総額の合計をして下さい。
株や投資信託、外貨などなどは円で時価総額で換算できるのでその数字もすべてあげてみます。
持ち家などの不動産は買った値段もしくは近隣の同程度の不動産の売価の金額を入れておいて下さい。
お持ちになっている車もだいたいの相場感で売却したらどのくらいのお金の価値になるかをあげてください。
さてさて、いかがでしょうか・・・。
もしかしたら忘れている通帳のお金をここで思い出すかもしれません!(実はこれ結構な頻度であります)
お日にちがかかっても良いので間違いなく「もうない!」となるまでしっかり出してくださいね。
さて、ここで1つ問題になるのが、お金を管理しているのが私ではなく「夫だから、妻だから・・・」というお話です。
ここは人生をともに歩んでいるパートナー同士ですからちゃんと話し合ってくださいませ。
もしかしたらお話の途中で口論やケンカになるかもしれませんが(苦笑)、
そうなる前にフルヤがメルマガでこんなこと言っているからって私のせいにして下さい(笑)
でも、ほんとに大事なんですよ・・・。パートナーとの話し合いは。
お互いのことが大事だから話し合いしますしお互いが死ぬまで関係することですから何日かかってもまずは持っている資産をすべて棚卸しして計算することが重要です。
でもほんとにパートナーの方がそういう話がご無理な場合は自分だけの資産でOKです。
さてさてまだ続きます・・・(笑)
次に返済しなければいけないお金を計算して下さい。
持ち家の先生は住宅ローン、さらには車のカーローンなど返済しなければいけないお金はいくらぐらいでしょうか。
返済しなければいけないお金は手元から必ず消えていくものなのでこれもしっかり計算してください。
さて、ここで持っている「資産」と返済しなければいけないものがでそろったと思います。
まずはそれらを眺めていただき全体を俯瞰してもらったら良いと思います。
あげていただいたものは今までの先生のお金のやりとりの結果が数字上ででているものです。
この作業だけでも実はかなり重要なことでほとんどの方がやれていないという現実があります。
もしすでにこういうことを定期的にやられている先生がいるとしたらしっかり管理されているのでライフプランやリスクヘッジなどもされているんじゃないでしょうか。
そして今日の最後のタスクです。
ここまでできたら先生がお持ちの資産から全返済金を引いて下さいませ。
この計算はただの引き算ですからすぐに数字がでましたよね。
いろんな環境や事情でここの数字は様々な数字が入ることでしょう。
ものすごくプラスになっている先生もいればマイナスになっている先生もいらっしゃると思います。
ここからは手を動かさずに頭の中での思考になっていきます。
今出した資産から全返済金を引いた額の数字と65歳に持っている金額の目標額を見比べて下さいませ。
いかがでしょうか・・・、
どのくらいの乖離がありますでしょうか。
もうすでにその額はクリアしてますでしょうか?
それとも全く到達してないでしょうか・・・。
ここには正解はありません。
その先生の環境や事情によりますのでなにが良いのか悪いのかなんてものもありません。
先生のみがなにかしらの感覚を感じられているはずです。
これとっても大事なのでもう一度お伝えしますがでてきた数字に正解も不正解もありませんがその数字に対して先生の頭の中で間違いなく感じられたことがきっとあるはずです。
まずはそれを感じることが大事ですべての始まりがここからなんです。
ここから何をどのようにしたら良いのか、具体的なライフプランとリスクヘッジの旅がはじまるのです。
ここからは先生方の収入やご年齢、家族構成によっていろんなライフプランのシミレーションができていきます。
毎月の収入と支出によってもシミレーションの数字が変わってくると思います。
例えば具体的にはお子さんをお持ちの方は教育資金が必要になりますし、これからマイホームを建てる場合も大きなお金が動くのでシミレーションが変わってくると思います。
とにもかくにも、本日のメルマガでお伝えしたいことは、現在地の全資産状況と65歳の目標値との乖離の数字から自分自身がその数字からどういう感覚を受け取ったのかということを大事にしてほしいのです。
すべてはそこからはじまりますしその感覚を感じれたのは数字をリアルに出したからです。
ほんとに真剣に今日のことを取り組んだら、「シミレーションや計画なんてたてても無駄!」なんてことは絶対に言えなくなりますよ。
だってこれから何をどうしたらいいのかというヒントや答えたちがどんどん見えてきますし、それが行動につながっていきますから・・・。