先生、こんにちは。
ソーラ・ヒーリングアソシエーションの橋本 典之です。
私は今治療家をさせてもらっていますが、実は治療はそれほど好きではない。
このことは昔から言っているので知っている人も多いかと思います。
初めての人には、突然そんなことを言って申し訳ありません。
でも、本当なのです。
実際に治療をしている時より、セミナーで教えている方がとてもやりがいを感じて楽しいですし、治療に来るクライアントを見て、どんな時が一番うれしいのかというと、生き生きと輝き、楽しそうに生活している姿を見るのがとても好きです。
セミナーがどうして好きなのか、それは生徒の皆さんの目がキラキラ輝いて、ヤル気に満ち、今までの自分を変えることができたというのを実感している顔を見ることができるからです。
「痛みから解放された」「痛みがなくなった」「症状が軽減した」と喜んでいるクライアントの言葉を聞いたら嬉しいですけど、感動することはないです。
本当に私は治療家なのか?それでいいのか?と考えた時もありました。
常々「病気はその人の生き方の結果として現れる」という言葉の通り、結果である症状や病気よりも、原因である生き方に重きを置いていますので、症状が良くなっても感動が薄れているのかもしれませんね。
「治療が好きではない」という自分の素直な気持ちに従うのなら、このまま治療家でいるのは本当に自分が喜ぶことなのだろうか?と真剣に考えます。
治療やカウンセリングからセミナー講師など多くの経験をさせていただいて、本当に感情が沸き上がるほどの感動を得ることができるのは、「人が生まれ変わる瞬間をみること」であり、自分が本当にやりたいことなのだと真剣に考えています。
「治るとか、治らないというのは、本来どうでもよいこと・・・」と「黎明」に書いてあったことをこの年になって実感しています。
本当にそうだな~って思えます。
じゃあ、自分が本気でやらなければいけないことは「身体を治す」ことではなく、どんなに辛い痛みや苦しみがクライアントにあっても、その人が生き生き輝く人生を僕なりの方法でサポートできる「クライアントの生き方が変わるお手伝い」なのだと気づいたのです。
コロナもあっていろいろと今までとは違った視点で物事を考える時間も増えましたので、気づきのタイミングも早まったように思えますが、遅かれ早かれこのような気持ちの変化は起きたことだと思います。
今年56歳になり、残りの人生も考えると、今本当にやりたいことをしなければ時間が足りないと少し焦りも感じていますが、残りの人生を充実したものにしていくためにもこのブログでのカミングアウトで一歩が出たように思えます。
ソーラ・ヒーリングアソシエーション
橋本 典之